《動物性生薬で{慢性疾患}に{活}を!》 | すみれ漢方施薬院薬局のブログ

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香川県高松市のすみれ漢方施薬院薬局のブログです。
当院は中国・台湾・韓国・日本古来の漢方薬中心の漢方専門薬局です。
当院の薬剤師は中国各地の中医薬大学や付属病院で漢方研修後、国内でも定期的に中国医師の漢方研修会に参加して最新の情報交換を実践しています。

「処方せん薬」・「市販薬」・「漢方薬」・「サプリメント」

を100日以上、服用していても不快症状が緩和しない時は

このような動物性生薬で効果に「活=経絡の流れ」をしてみませんか!

下記の動物性生薬の薬理作用

漢藥の臨床応用(中山医学院.編 神戸中医学研究会 訳.編)より抜粋

性味=温・甘、鹹 帰経=肝

薬理作用=袪風湿・通経絡

①鎮静・鎮痛作用

②降圧作用

《臨床応用》

①急性・慢性の関節痛

②筋肉麻痺、運動障害がある時に他の生薬と併用します。

中国では白酒に漬け込んだ蘄蛇酒があります。

③脳卒中後の顔面神経麻痺・半身不随に「全蝎」「天麻」「当帰」などと併用します。

 

性味=寒・鹹 帰経=脾・肝・腎

薬理作用=解熱作用・鎮驚作用・定喘作用・気管支拡張作

《臨床応用》

①気管支喘息

②高血圧

③脳卒中や打撲損傷による運動障害

性味=平・鹹  帰経=肺・肝

薬理作用=袪風熱作用・祛風鎮痙作用・化痰散結

解熱・抗痙攣・祛痰作用

《臨床応用》

①小児の急性・慢性の熱性痙攣

②咽頭炎

③てんかん

④乳腺炎

 

性味=平・辛

薬理作用=祛風鎮痙作用・祛風止痛作用・解熱散結作用・抗痙攣作用

《臨床応用》

①痙攣

②脳卒中による半身不随・顔面神経麻痺

 

このような動物性生薬は経絡(神経)の流れを整え、多様な慢性疾患に繁用中。

経絡の流れを外部刺激で改善する方法がありますが

漢方的には動物性生薬を服用して体の中から根治する事が古の時代から

繁用され、その効果のエビデンスEvidence(証拠)は悠久の歴史が示しています。

※詳しくは当薬局の薬剤師陣に御相談下さい(要予約)。

 

最近、「紅麹」配合のサプリメントが問題になっていますが

サプリメントと言えども口から服用して効果が期待出来るのでしたら

医薬品同様に薬剤師の知識と経験が不可欠です。

薬局サプリメントには、市販されて50年以上の販売実績があり

薬局内で薬剤師が対面販売するときには

既往病・現在服用中の「処方せん薬」・血液検査値なども考慮しながら

漢方薬同様にシッカリ弁証論治してからの販売となります。

過大な効能的な謳い文句・初回半額(個人情報収集が目的かも)などに惑わされないようにしましょう。