「小柴胡湯加桔梗石膏」の次は「葛根湯」? | すみれ漢方施薬院薬局のブログ

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香川県高松市のすみれ漢方施薬院薬局のブログです。
当院は中国・台湾・韓国・日本古来の漢方薬中心の漢方専門薬局です。
当院の薬剤師は中国各地の中医薬大学や付属病院で漢方研修後、国内でも定期的に中国医師の漢方研修会に参加して最新の情報交換を実践しています。

今日はナゼか「葛根湯ありますか」と言う問い合わせが多い・・・!
当薬局で「葛根湯」、念に数回イヤ昨年は3日分1回だけ出しました。
少し前までは「小柴胡湯加桔梗石膏」の問い合わせが数日、続きましたが・・。
葛根湯が騒がれているのはWebでの、こんな記事が一因なのかも。
 

新型コロナウイルス感染症37人への漢方薬治療の報告

オミクロン株に「葛根湯+小柴胡湯加桔梗石膏」が有用な可能性!

40人程度で有用な可能性・・・、効いたらいいですね。

 

この二つの漢方薬、10割負担で買っても1日分は1.000円以下。

某漢方メーカーの陰謀?

これって1カプセル≒2.400円ですよ・・。

1日飲んだら薬代だけでも2万円近い。

それに病院代金+薬局手数料を加えたら・・・、医療保険破綻するかも。

 

漢方薬の運用は病名ではなく「証」で決めるのが基本。

特に葛根湯・麻黄湯のような発汗解熱剤的な方剤は弁証論治を謝ると

大事です。

葛根湯・・・、服用時に「脇下・胸元」がシットリ汗ばんでいたら服用禁忌。

快癒せずに悪化するリスクがあります。

漢方薬はシッカリ弁証論治して最適な方剤を活用して下さい。

当薬局で長年、推奨しています風邪薬

《十神湯》

かの台湾の漢方薬メーカー《勝昌製薬》との提携品です。