身近な薬物乱用? | すみれ漢方施薬院薬局のブログ

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香川県高松市のすみれ漢方施薬院薬局のブログです。
当院は中国・台湾・韓国・日本古来の漢方薬中心の漢方専門薬局です。
当院の薬剤師は中国各地の中医薬大学や付属病院で漢方研修後、国内でも定期的に中国医師の漢方研修会に参加して最新の情報交換を実践しています。





昨年、北九州の若者が眠気覚ましを謳っていたエナジードリンクを飲み過ぎて急性カフェイン中毒で死亡したとか。

私たち学校薬剤師は学校の保健委員会等で「薬物乱用」について講義をします。

身近な薬物乱用として《アルコール》《ニコチン=タバコ》そして以外と知られていない《カフェイン》があります。

カフェイン・・・、最近コンビニやマーケットで安易に売られている、この清涼飲料水。

ビックリしたのは小学生が「まとめ買い」していました。

ネットでは、50本まとめ買いで、とても低価格で販売されています。

リポビタンD1本のカフェインは「50mg」。

この眠眠打破1本には「120mg」。

強強打破1本には「150mg」。

死亡した若者が飲んだタイプかどうかは知りません。

《3時間以内にカフェイン=17mg/㎏摂取すると100%「急性カフェイン中毒」》とか。(50㎏の人なら850mg)

恐ろしいことです。

市販の風邪薬でも1回分には75mg程度のカフェイン包有。

学生さんや若い方がネットで安売りのカフェイン飲料をまとめ買いしてドンドン飲んでいたら・・・・・。

私の薬局ではメーカーさんに悪いけれど、この手の商品は絶対に販売はいたしません。

眠気覚ましには『葛根湯』の『お湯割り』がいいですよ。


漢方専門の薬局には葛根湯の満量処方(濃いエキス)の液体タイプ(1回分パック)があります。