発注していた「屠蘇散」と来年の干支の「申の置物」が入荷しました。
そうだ、来月は薬剤師も走る「師走」。
当薬局は12月が決算なので在庫の確認とか棚卸しとか何かと気ぜわしい年末です。
この屠蘇散、年配の方からは好評なのですが新規の若い方には知らない方が時にいらっしゃいます。
我が家では大晦日、除夜の鐘を聴きながら「肥後の赤酒」を屠蘇器に注ぎ入れ、その中に「屠蘇散」を漬け込み元旦の朝、私から一番年下の孫殿から年の順に杯を廻して飲みます。
この酒蔵さんは私が毎日呑んでいる純米酒「瑞鷹」も造っています。
阿蘇の伏流水を使用とか。
とても喉越しがよく風味豊かです。
この「東肥赤酒」、屠蘇に使用しますが、煮魚に利用しますと魚の身が固くならずに「照り」がよくでます。
我が家では奥殿の実家から送ってもらっていますが、高松ですと屋島のマルナカさんの酒コーナーに置いていました。
ちなみに、この屠蘇散は漢方薬の老舗メーカー「ウチダ和漢薬」さんの特製品です。
このメーカーさんの八味地黄丸(保険で飲める医療用医薬品)には他社のような「加工附子」ではなく効果の確かな「炮附子」を使用している丸薬タイプです。