思えば30年以上、一度も故障せずに働いてくれました。
しかし老朽化が進み作動音が大きくなり限界のようでした。
自家用の冷蔵庫は買い換えたら電気店が引き取ってくれるのですが、この薬局の冷蔵庫は業務用なので産業廃棄物とかで専門業者にお願いしました。
古いので「フロンガス処理費」が必要とか。
フロンガスが抜けていたら金属ゴミで8.000円(税抜き)、フロンが残っていたら20.000円(税抜き)。
地球を護るために業者に全部依頼。
久しぶりに鷲のマークを見ました。
はい、この冷蔵庫は当時、置いているだけでナンの説明も不要で売れていたドリンク剤用でした。
当時は薬局医薬品は再販制とかで価格が維持できて安定した利益を得ていましたが、やがて安売りの激化で個人薬局では取り扱わなくなりました。
薬局の春の時代でした。
当薬局では、ここの製品は全て取り扱っていませんので名前を隠して置いていました。
毎年、青梅が出回るとお客様が持参された大きな容器に青梅を「液体酵素=本草」に漬け込んだのを保管していました。
フロン処理が終われば粗大ゴミとして埋められるのでしょうね。
長年、ご苦労様でした。