道着 | 漢方ルーム・じおん

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不妊カウンセラーです。

 

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先日、5か月ぶりに道場へ行った。私はドクターストップで退会した身だが、

道着持参でと誘っていただき、基本稽古と型に参加した。
5か月前に行った時は、帰路に具合が悪くなり途中からタクシーで帰った。
情けなかったが、その後数か月かかってようやく自分の身体の状況をつかめるようになったと思う。
心臓に難が生じてしまうと、使った体力や筋力を滋養し回復させるはずの資源が、
適正な量やタイミングで必要な部位に届けられないのだ。
運動不足なら運動すれば治るというシンプルな視点では逆に身体を傷めつけるだけになる。
だから去年は、楽しい都内一泊家族旅行も帰宅翌日に寝込むなど予想外のことが多々起こった。
気づけば体温が0.8度も低かった。これじゃ基礎代謝が急降下で復調がめちゃめちゃ遅い。
なので、心臓の回復を焦らず待とうと決めた。目下の運動は、自分的には総量かなりおさえめだ。
そして今年から、強心作用のあるセンソ(ヒキガエルの毒腺の分泌物)配合の丸剤と、
人参養栄湯(主に病後や虚弱体質に使う)で補気血を期したら、これがなかなかいい。
もちろん昨年5月の手術から9か月過ぎたし、観念してごちゃごちゃ動かなくなったのも奏功している。
時間は医者だ。そう実感した時、あらためて、空手のことを考えた。
最初の道場で拝領した黒帯はオマケしてもらったと思っている。
次に某連盟での二段だが、それは事業本部長としての功労で、拝領時に四方割りをしただけだった。
だから一から始めたくて極真会館の白帯からやり直していた。
下手くそなままで途切れた糸を紡ぎ直したいと思った。やっぱり諦められないのである。
去年はピーピー泣いたりしたが、もし空手の稽古が出来たら、それだけで幸せだ。
諸先輩方も10年ぐらい茶帯を締めるのはざらで、しっかり稽古して厳しい昇段に臨まれる。
私の場合さすがに組手や追い込みはハイリスクだし、この帯が黒に変わることはもはやないと思う。
けれど、自分に出来る稽古を皆と一緒に道着姿でやれるようになったら、どんなにうれしいか。
先日は、結構元気にこなせたと思ったが、帰宅したら足首から下が氷のように冷えていた。
そして、通常ならせいぜい心拍数120ぐらい迄息が上がるレベルで、私は140超えだった。
体調面での課題は多い。とはいえ1~2年のロングレンジの計画で、身体を引き上げたい。
いつの日か私は極真会館の会員に戻る。押忍。