※『(メモ書き)に関する注意』も必ず参照してください。ハーブティーはともかくとして人体に関わる安易な利用には注意してください
[英名]Larch
[学名]Larix decidua
アルプス・チェコ・ポーランド・カルパチア原産
マツ科/落葉高木
高さ40mまで
[樹皮]:黄色を帯びる/若い木は平滑(後に灰色)/内皮は赤味を帯びる/非常に厚く亀裂がある
[葉]:長枝が針葉を単生/短枝は針葉を束生でつける/葉は柔らかく痛くない/淡緑色/秋に落葉する
[花期]:3~5月/雌雄同株
[雌花]:赤紫色/直立毬果/自家受粉しないように雄花より2週間早く咲く
[雄花]:赤味を帯びた黄色/卵形の尾状花序,垂れて咲く
[毬果]:小さい/卵形/最初は淡褐色で次第に灰色/種は10~11月に熟する/翼のついた淡褐色
【分布・育て方】
◆ほぼ全ヨーロッパ/イングランドへは1620年頃に移入された
◆標高2400mまでの山林/単生を好む/アルプスでは標高1000m以下の落葉松の林は植林によるもの
◆生長が早く(オークの6倍)生育条件は難しくない。
【民俗学的なこと】
◆[森の妖精伝説]:森の精/森の乙女(ゼーリゲ)と深く関連していた。いつも人間に好意的で人間が助けると何千倍にもしてお返ししてくれる/難産時に手助けする。これらは南チロルのものらしい〔※優しすぎるので近世の伝説のような気もするが〕
◆[屋敷の護り木]:落葉松は善良な家の精が宿るとされた(アルプス)
◆[豪胆の象徴]:他の木が育ちにくい高山でも堂々と伸びるから
◆[カラマツ引き]:フィス(チロル地方の山中)での古くからの行事。謝肉祭の日に行われ、様々な仮面を着けた村の男達が橇に乗せたカラマツを村中引き回す。豊穣祈願の意味があるという
◆[仮面]:アルプスの高山に閉ざされた村では、カラマツで様々な仮面を作って家に飾っている。仮面は悪魔であると同時に家に魔物が近寄らないように守ってくれる存在なのだという
【特徴と利用法】
◇簡単に葉を落とすので森林の土壌を肥沃にする
◇(他の針葉樹と違って)充分生育するのに光が必要なので落葉松林は明るい
◇堅牢な材が採れる:トウヒ材・松材・樅材よりも強靭で強い/イチイ以外の針葉樹では最も耐久性に富む)
◇松材よりも樹脂に富むので虫害・気象変動に強い
◇水腐れに抵抗力がある/火にくべても燃えにくい
◇針葉を5~6月に収穫/木に樹脂・精油・琥珀酸・苦味素・色素が含まれる
◆[落葉松樹脂]:植物系生薬で最も需要があり、5~10月に「木に孔を開けてそこから流れ出す樹脂液を集め精製」して“テレピン油”の名の下に売り出した
◇蜂蜜のようにどろっとした/黄色か褐色の液体/他の樹脂より香りが良い・風味もある/少々苦い
◇ヴェネツィアが積み替え地だったことから“ヴェネツィアのテレピン油”と呼ばれた
◇テレピン油(松精油):元々は地中海に生える「テレビンノキPistachia-terebinthus:ピスタチオの仲間」の樹液のこと
◆[屋根葺きに]:落葉松の丸太をこけらに割って使う(かつてアルプスではたいていが落葉松のこけらを使った)
◆[坑道の支柱][水利工事][給水管][ヴェネツィアの建築の基礎の杭][桶][たらい]:水腐れに強い
◆[搾乳桶]:アルプス
◆[家具][壁の張り板][ドア]:外壁への使用にはコンラート・フォン・メーゲンベルクが勧めていた
◆[お香]:良い香りは災厄から身を守ってくれる
【症状と薬効】
◇落葉松樹脂は医薬品として、血行促進/傷を癒やす/殺菌/喀痰の作用を持つ
◇体を温める/症状を和らげる効果がある
◇樹脂は腎臓を刺激するが過度の使用は×
[肺の病][利尿][便秘]:内服する
[インフルエンザ][風邪]:口の中で硬い樹脂を少量かみ砕いて服用する
[淋疾]:オオバコの汁/琥珀と併用する
[外傷]:膏薬に混ぜて塗ると膿が止まる/かさぶたがてきて治る
[咳][気管支炎][リウマチ][ぎっくり腰][神経痛]:外用する/胸部に塗れば喀痰を和らげる
[血行促進][風邪][膀胱炎][おりもの]:針葉を使った薬浴の効果
[堕胎薬]:針葉を煎じて使う
[英名]Larch
[学名]Larix decidua
アルプス・チェコ・ポーランド・カルパチア原産
マツ科/落葉高木
高さ40mまで
[樹皮]:黄色を帯びる/若い木は平滑(後に灰色)/内皮は赤味を帯びる/非常に厚く亀裂がある
[葉]:長枝が針葉を単生/短枝は針葉を束生でつける/葉は柔らかく痛くない/淡緑色/秋に落葉する
[花期]:3~5月/雌雄同株
[雌花]:赤紫色/直立毬果/自家受粉しないように雄花より2週間早く咲く
[雄花]:赤味を帯びた黄色/卵形の尾状花序,垂れて咲く
[毬果]:小さい/卵形/最初は淡褐色で次第に灰色/種は10~11月に熟する/翼のついた淡褐色
【分布・育て方】
◆ほぼ全ヨーロッパ/イングランドへは1620年頃に移入された
◆標高2400mまでの山林/単生を好む/アルプスでは標高1000m以下の落葉松の林は植林によるもの
◆生長が早く(オークの6倍)生育条件は難しくない。
【民俗学的なこと】
◆[森の妖精伝説]:森の精/森の乙女(ゼーリゲ)と深く関連していた。いつも人間に好意的で人間が助けると何千倍にもしてお返ししてくれる/難産時に手助けする。これらは南チロルのものらしい〔※優しすぎるので近世の伝説のような気もするが〕
◆[屋敷の護り木]:落葉松は善良な家の精が宿るとされた(アルプス)
◆[豪胆の象徴]:他の木が育ちにくい高山でも堂々と伸びるから
◆[カラマツ引き]:フィス(チロル地方の山中)での古くからの行事。謝肉祭の日に行われ、様々な仮面を着けた村の男達が橇に乗せたカラマツを村中引き回す。豊穣祈願の意味があるという
◆[仮面]:アルプスの高山に閉ざされた村では、カラマツで様々な仮面を作って家に飾っている。仮面は悪魔であると同時に家に魔物が近寄らないように守ってくれる存在なのだという
【特徴と利用法】
◇簡単に葉を落とすので森林の土壌を肥沃にする
◇(他の針葉樹と違って)充分生育するのに光が必要なので落葉松林は明るい
◇堅牢な材が採れる:トウヒ材・松材・樅材よりも強靭で強い/イチイ以外の針葉樹では最も耐久性に富む)
◇松材よりも樹脂に富むので虫害・気象変動に強い
◇水腐れに抵抗力がある/火にくべても燃えにくい
◇針葉を5~6月に収穫/木に樹脂・精油・琥珀酸・苦味素・色素が含まれる
◆[落葉松樹脂]:植物系生薬で最も需要があり、5~10月に「木に孔を開けてそこから流れ出す樹脂液を集め精製」して“テレピン油”の名の下に売り出した
◇蜂蜜のようにどろっとした/黄色か褐色の液体/他の樹脂より香りが良い・風味もある/少々苦い
◇ヴェネツィアが積み替え地だったことから“ヴェネツィアのテレピン油”と呼ばれた
◇テレピン油(松精油):元々は地中海に生える「テレビンノキPistachia-terebinthus:ピスタチオの仲間」の樹液のこと
◆[屋根葺きに]:落葉松の丸太をこけらに割って使う(かつてアルプスではたいていが落葉松のこけらを使った)
◆[坑道の支柱][水利工事][給水管][ヴェネツィアの建築の基礎の杭][桶][たらい]:水腐れに強い
◆[搾乳桶]:アルプス
◆[家具][壁の張り板][ドア]:外壁への使用にはコンラート・フォン・メーゲンベルクが勧めていた
◆[お香]:良い香りは災厄から身を守ってくれる
【症状と薬効】
◇落葉松樹脂は医薬品として、血行促進/傷を癒やす/殺菌/喀痰の作用を持つ
◇体を温める/症状を和らげる効果がある
◇樹脂は腎臓を刺激するが過度の使用は×
[肺の病][利尿][便秘]:内服する
[インフルエンザ][風邪]:口の中で硬い樹脂を少量かみ砕いて服用する
[淋疾]:オオバコの汁/琥珀と併用する
[外傷]:膏薬に混ぜて塗ると膿が止まる/かさぶたがてきて治る
[咳][気管支炎][リウマチ][ぎっくり腰][神経痛]:外用する/胸部に塗れば喀痰を和らげる
[血行促進][風邪][膀胱炎][おりもの]:針葉を使った薬浴の効果
[堕胎薬]:針葉を煎じて使う