今まで使っていた鍋つかみ(ミトン)がだいぶ傷んできたので、新しく作りました。

前の形がとても使いやすかったので、同じ形を作ろうと思い、納戸から型紙を引っ張り出してきました。
布は、ちょうどよさそうな大きさの残り布があったので、それを使いました。
 
表布はキルティング で、裏布はギンガムチェックでそれぞれミトン形に切って、手首部分は残して、ミトン状に縫い合わせます。
キルティングの方には、脇にコードひもを二つ折りにして挟んで、縫い合わせます。
裏布は、脇にあき口(後でひっくり返す時のため)を残しておきます。
 
※コードひもの長さは14㎝×2本。14㎝を二つ折りにし、5㎝が外側に出るようにキルティング布に挟む
 
 
キルティング 布は裏返したまま、裏布は表に返します。
ひっくり返す前に、親指の付け根部分の内カーブのところギリギリに、何か所か切り込みを入れます。
※裏布は、最終的に親指部分は裏返して表布と縫い合わせるので、親指部分は表に返す必要がありませんでした。
 
 
上の状態の裏布を裏返した表布の中に入れ、中表になるように重ねます。
 
 
手首部分をしつけ糸で仮縫いしてから、ぐるっと一周縫います。
 
 
カーブは慎重に
 
 
一周縫えたら、裏布のあき口から、表布(キルティング )の表部分を引っ張って引き出します。
 
 
表布と裏布が手首でつながった状態になります。
この状態から、表布の中に裏布をひっくり返しながら入れていきます。
 
 
きれいに中に入れたら、手首部分にステッチを2本かけます。
 
 
そして、裏布のあき口を、2枚の布を交互にすくいながら縫い合わせます。
 
 
完成!
この形は、ちょっと作りにくいですが、このカーブの切れ込みがあると、とても着脱しやすいので、どうしても市販のものに買い替えられませんでした。
それに、市販のミトンはどれも大きすぎて…
 
 
 
長年使ってきたミトン、吊り下げ用の紐が長すぎて、鍋を持つ時にコンロの五徳に引っかからやすいことに困っていたので、今回はそこを改良しました。
この時のは長さ7㎝でしたが、今回は5㎝にしました。
だった2㎝ですが、使いやすさは段違いにいいです。
 
 
昨年、コンロを買い替えた時にプレゼントでもらった鍋つかみ、いただいた時はうれしかったのですが、いざ使おうとすると片手でスポッとはめられず(二つ折りにしてから手にはめる)、せっかちな私には向いていませんでした。
なので、せっかくいただいたのですが、使っていません。
たかが鍋つかみ、されど鍋つかみ。
自分サイズのサッとはめられるミトンがあると、一時も調理を中断せずにすみ、せっかちな私には助かります。
 
 
◆ミトンの型紙
 
型紙をA4サイズのコピー用紙(青線の枠)に書き写してみました。
このミトンの作り方はちょっと難しいので、もう少し簡単に作れる型紙も載せておきます。
 
 
 
こちらは、ごく一般的な形のミトンです。
 
 
☆作り方
①表地・裏地共に二枚づつ布を裁ちます。(縫い代1㎝、裏布の手首部分のみ2㎝、表地の手首部分は断ち切り)
②そして、表地(横にコードひもを二つ折りにして挟む)、裏地をそれぞれ中表にして4枚を重ねて、一緒に縫います
③ミトンの親指の付け根の内カーブ部分の縫い代に、ギリギリまで切り込みを何か所か入れ、縫い代全体をアイロンで倒してからひっくり返します。
④手首部分は、表布を裏布でくるむように表側で三つ折りにしてアイロンをかけ、端をミシンで縫って押さえます。
※コードひもの長さは14㎝×2本。14㎝を二つ折りにし、5㎝が外側に出るようにキルティング布に挟む。
 
市販の鍋つかみ(ミトン)が使いにくいと思っていらっしゃる方、ぜひ手作りしてみてくださいね。