こちらは、フェイスタオル1枚で作る園児用(5~6歳)のタオルエプロン(マジックテープタイプ)です。
昨春、首がゴムタイプのエプロンの作り方の記事を先にアップして、こちらはそのままになっていたのを思い出したので今回アップすることにしました。
製作を頼まれた現在5歳の園児ママによると、首ゴムタイプは年少児の時に使用していたそうですが、年中児になったらマジックテープタイプが使えるようになったそうです。
※フェイスタオルで作る園児のタオルエプロン(首ゴムタイプ)⇒記事はこちら
☆出来上がりサイズ・・・エプロン本体 34.5cm×48cm、首ひも30㎝+α(少し長めに作り、マジックテープ付け位置で5cmほど調整可)
☆材料・・・フェイスタオル1枚(小柄がエプロン向き)、平テープ37cm(または布で作る)、見返しと首ひもにする別布を幅40㎝×長さ50㎝をぐらい、接着芯少々
元のタオルは、こんな感じでした。
◆作り方
①そのタオルの下から3分の1あたりをカットし、ポケットにします。
この時、ポケット口が本体の柄と合うような位置でカットするようにしてください。
(その場合、(エプロン本体とポケットのサイズが多少変わってきます)
柄合わせは、大柄より小柄で不規則なタオルの方が、ポケット部分を好きなところで裁断できるため楽です。
このドラえもん柄のタオルは比較的小柄ですが、ドラえもんを途中でカットしないように考えて生地を裁断するのがちょっと難しかったです。
②ポケットとしてカットしたタオルの下端を解き、その部分でエプロン本体を包むように待ち針で留め、しつけ糸で縫ってからミシンでステッチ
③ポケット全体を本体に待ち針で留めてから、しつけ糸でポケットの外周を仮縫い
④ポケット中央の裏側に、接着新芯をしつけ糸で仮留めしポケット外周を二度縫い、中央は真ん中を縫ってから両側1~2ミリの箇所をステッチ
⑤見返し布と首ひもを作り、タオル地と見返しを中表にして、間に首ひもを挟んで仮留めし、仮縫いしてからミシンで縫う
⑥表に返し、見返し部分を1~2mm控えてアイロンをかけ、外側から1mmの箇所をステッチ
⑦首ひもの幅×3cmぐらいにマジックテープをカットし、首ひもにふわふわの方、本体にガサガサの方を仮留めし、「ミシンで四角の中に×マークになるように縫う
※マジックテープを縫う時、カットしたマジックテープの外周のループ部分を一周カットすると、糸が絡まりにくくなります
⑧腰部分のゴムは、生地に合わせたカラーゴム(2.5cm幅)×タオルの横幅にカットし、両端をジグザグミシンでほつれ留めをしてから、ミシンで四角にバツ印を描くように縫う
⑨出来上がり
このエプロンはタオル利用で一見簡単そうですが、ある程度ミシン慣れした方でないと、型紙がなかったり見返しをつけたりするはところが難しいかもしれないです。
特に、マジックテープやゴムひもを縫いつけるのには、厚物が縫えるちゃんとしたミシンと経験が必要かと思います。
そのため、簡単に作るには、
・ポケット部分はカットせずに折って縫う
・首ひもは手芸店で売られている平ひも(レッスンバッグの持ち手よりソフトなもの)を使う
・見返しを作らず、タオルの端を三角に折って縫う
等の工夫が必要かと思われます。
こうして、普通のフェイスタオルにちょっと手を加えて、可愛い園児用のタオルエプロンが出来上がりました。
※同柄のタオルで作ったもう一枚のエプロンは、首がゴムタイプで作ったタオルエプロンのように、下部分を折り曲げてポケットを作るタイプにしました。(その方が少し手間が省けます)