閩北青茶の代表的なお茶である武夷岩茶。福建省の北部にある武夷山で作られます。武夷山は岩山であり、そこが産地のお茶なので武夷岩茶といういうわけです。
茶木は霧に包まれた岩山で育つためミネラルを多く吸収しており、お茶を飲んだ時には「岩韻」という残り香を楽しむことができます。
武夷岩茶は百を下らないほどたくさんの種類があります。その王様と言われているのが大紅袍です。鉄羅漢・白鶏冠・水金亀とともに武夷四大岩茶の一種です。また、中国十大銘茶の一種とされています。
原木は九龍窠という岩肌の一角に残る樹齢400年の老木で、4本しかなく、そのうえ全て種類が異なり「幻の岩茶」と言われています。
そのような貴重な茶木なので、岩の棚場に管理人が住み込んで監視をしていました。しかし、現在はすでに管理人の家は取り壊されてなくなっています。
希少なお茶なので20g18万元で取引されたこともあり、現在は毎年一斤も作られないため、市場に出回ることはありません。
ですから、一般的に売られているのは原木から枝分けし、接ぎ木や挿し木をして栽培された木から摘まれた茶葉です。これを区別して「小紅袍」と呼びますが、実際市場に出ると「大紅袍」で通っています。
ちなみに、もちろん今日のお茶も原木ではありません。しかし、私の最初の師匠のところで原木から作られた大紅袍をいただいたことがあります。味はご想像にお任せいたします![]()
同じ名前のお茶を安価で売られているのを巷でよく見かけますが、ほとんどが数種類の岩茶を混ぜて作った「大紅袍」と言う名のブレンド茶です。今日のお茶とは別の種類になります。


