台北市文山区木柵で作られている台湾青茶の銘茶で、台湾四大銘茶の一つです。
清の時代の光緒年間(1875年~1908年)、中国福建省安渓から鉄観音の苗を張逎妙兄弟が木柵に移植し栽培を始めたのが最初と言われています。
木柵鉄観音茶は安溪鉄観音茶の製法を基に強い揉捻と反復焙煎を行う独特の製茶法で作られます。
そのことにより、安溪鉄観音茶はだんだん発酵度が低くなり緑茶に近くなっていますが、木柵鉄観音茶は今でも、昔ながらの発酵度が高く、焙煎が強い鉄観音茶の特徴を残しています。
茶葉は小さく丸く引き締まっていて、少し黒っぽい色をしています。
水色(お茶を淹れた時の色)は艶のある琥珀色で、焙煎香と柑橘類の香りが合わさったような風味、蜜や柑橘系のような甘い香りが漂います。
発酵度が高く、強く焙煎をしていても、良いお茶葉は苦みや渋みを感じることはなく、とても美味しいお茶です。
良質のものは春と冬の年2回摘みます。
しかし、近年では生産する茶農家さんが減ってしまい貴重な台湾茶の1つとなっています。
実際、一昨年木柵に行っても木柵鉄観音茶が売られているお店がほとんどありませんでした。しかし、歩き回って木柵鉄観音茶を作っている農家さんのお店を見つけて、直接買うことができました。

