広東省潮州市鳳凰山で栽培される広東青茶です。
1本の株(単叢)から摘んだ茶葉だけで作り、他の茶葉を混ぜないことからこの名前がつきました。
既に南宋の末頃、約900年前から存在する非常に歴史のあるお茶です。
鳳凰単叢は、蜜蘭香、桂花香、黄枝香、芝蘭香、玉蘭香、柚花香、杏仁香・・・80以上の種類があります。これらの名前は、樹の形、茶葉の形、大きさ、香りや味などからつけられています。
「山韻」という香りと味の余韻(後味)をもったお茶ですが、これだけ種類が多いと蜜の甘さからタンニンの渋さまで香りも様々、多様なお茶です。そのため購入の際は試飲をしないと求めていたものと違っていたということになりかねません。
一般的に中国茶は毎年茶葉を摘んで製茶をします。しかし、鳳凰単叢はこれだけ種類が多いと、すべての種類を毎年作るわけではありません。ですから、売られている茶葉が必ずしも今年のものとは限らないのです。しかし、強く焙煎されているため、年を越しても美味しく飲めるので、特に問題ないと言われています。
良いお茶は5~6煎淹れても美味しくいただけます。しかし、甘みの裏に苦みも感じられるため、淹れ方にコツが必要です。
ちなみに私は茶葉にお湯を注いでから長く置くと苦みが出てくるように感じます。そこで、茶葉を多くして置き時間を短くすることで、苦みを抑えてそれぞれの味や香りを楽しみ美味しくいただいています。

