(理佐side)
保乃:「理佐さん~」
「理佐さんって、好きな人とかいるんですか~?」
理佐:「どうしたの急に~笑」
「仕事中ですよー??」
保乃:「ちょっとくらい!良いじゃないですか!」
「もうお昼ご飯の時間ですし…?」
時計を見ると
12時近くを指していた。
理佐:「じゃあランチ行くか!」
「今日は奢るよ~」
保乃:「え!ほんとですか!」
「やったー!ありがとうございます!」
後輩の保乃は人懐っこくて
よく一緒にご飯を食べに行く。
もう保乃と働き始めて1年近く経つもん
…知ってるよ?
今日みたいな話題の振り方をする時は
保乃が何かに悩んでるってこと。
保乃:「いっただっきまーす!」
「…ん!ん~!美味しいっ!!」
理佐:「良かった~笑」
すごくうれしそうに
笑顔いっぱいでもぐもぐしている保乃。
可愛らしくて、守りたくなる。
こりゃあモテる訳だ笑
保乃:「さすが理佐さんの行きつけのお店ですねっ!」
理佐:「ここ美味しいよね~」
由依と二人で来た時も
すごく喜んでくれたんだよな…
お口いっぱいにご飯を詰めて
おいひいっ!って笑
…って!あぁ~もう!!
いい加減に忘れろぉ!
向こうには彼女いるんだぞ!?
そもそも私は由依の恋人にも
なったことないのに
なに呑気に由依の美味しいの顔を
思い出して…
保乃:「り、理佐さん…?」
理佐:「ん?」
保乃:「お顔がなんだか怖いですよ、?」
理佐:「えっ!?」
こんなに私、感情が顔に出る人
じゃなかったはずなのに…
好きって怖い、、笑
理佐:「…あーそれで?」
保乃:「え、何がですか?」
理佐:「私になんか相談したい事、あるんじゃないの?」
保乃:「えっと…バレてました?笑」
理佐:「うーんそうだねぇ~笑」
「恋愛の話?」
保乃:「はい…」
「実は、好きな人ができたかもしれなくて…」
理佐:「かも、なの?」
保乃:「…なんというか、今までの彼氏とは違う感情?みたいな」
「女の子なんですけど、相手。」
理佐:「なーるほどねぇ~」
保乃:「驚かないんですか?」
理佐:「ん、なにに?」
女の子に恋したことが、
なのかな。
保乃:「いや…なんでもないです笑」
やっぱ理佐さんだわ、と
保乃がつぶやいた気がした。
保乃:「でも!今回初めて、本当に恋してるのかもって思ったんです!」
理佐:「本当の、恋か…」
保乃:「なんですけど…」
理佐:「うん?」
保乃:「彼女、いるみたいで。」
理佐:「あ~なるほどなるほど、」
なんだ。
私と一緒か。
理佐:「好きになっても良いのかって?」
保乃:「はい、恋人いる子を好きになるなんて
言っちゃえば悪い事じゃないですか、」
「好きって伝えるのもダメなのかな…」
理佐:「う~ん…」
「好きって気持ちに嘘はつけないからね…」
口にしたその言葉は、
自分自身に言い聞かせているのかもしれない。
由依の事、
好きでいても良いんだ
っていう自分勝手な理由付け。
お昼休みの短い時間では話し足りず
夜もまた相談にのって…
結局答えは出なかった。
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純玲のつぶやき
未練タラタラっタラちゃんですぅ~
…なんでもないですごめんなさい笑
明日から私は珍しく予定が詰まっております
最近ずっとゴロゴロしてた分
ちょっと頑張らなきゃね~
また次回!お会いしましょう!
ここまで読んでくださった皆さんに
明日ちょっと良いことがありますように!