🌸

 

 

 

卒業してから、一か月。

 

 

 

 

 

桜の花びらは

ほとんど散った。

 

 

 

理佐ちゃんとは卒業式以来

会えていなくて、

 

交換した連絡先も

繋がらなくなっていて。

 

 

 

上京して頑張っているんだろうなとは

思っているけど。

 

 

いくら時間が過ぎて行っても

 

理佐ちゃんのことを忘れなかった日はない。

 

 

 

 

 

 

今日は、小さいころお世話になった

病院の看護師さんに会いに来た。

 

 

 

由依:「お姉ちゃーん!」

   「お久しぶりです!」

 

美波:「まだお姉ちゃん呼びだったん~?(笑)」

   「いらっしゃい、ゆいちゃん。」

 

由依:「あのですね、」

 

   「今日はご報告がありまして…」

 

美波:「なんやなんや~」

 

由依:「私…看護学校に入りました!」

 

美波:「え、えぇー!!」

 

由依:「声大きいですよ(笑)」

   「患者さんびっくりしてる(笑)」

 

美波:「あぁ、ごめんなさい…」

   「でも!なんでなん!?」

 

由依:「そりゃあた-くさんお世話になったので。」

 

   「…お姉ちゃんみたいになりたいって思って。」

 

美波:「そっかぁ…」

   「嬉しいなぁ、」

 

由依:「うふふ~(笑)」

 

美波:「あっそうや、さっきな、

    ゆいちゃんが入院してた時に仲良かった子、

    ここに来てたんよ?」

 

由依:「えっ…?」

 

 

美波:「名前…りさちゃん、やったやろか。」

 

 

由依:「りさ…ちゃん、?」

 

 

あの理佐ちゃん…とは違う人?

 

 

美波:「そうそう。まぁ覚えてないかぁ~」

 

~♪

 

美波:「あっ、ごめん呼び出しかかったわ」

 

由依:「あっ…じゃあ、また。」

   「次は看護師として会いに来ます」

 

美波:「うん。待ってるで?ほな!」

 

 

 

 

病院を後にしようとした

その時だった。

 

 

 

由依:「ん、」

 

受付の近くに、カバーのかかった

本のようなものが落ちていた。

 

由依:「落とし物…?」

 

見覚えのある桜色のノート。

思わず栞が挟まっているページを開く。

   

 

由依:「これって、」

 

 

   「え…、、?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ハリネズミ純玲のつぶやき

こんばんは。火曜日の夜の純玲です(?)

看護師さんとしてみいちゃんが出演しております

エセ関西弁感出てないかな大丈夫かな…(笑)

多めに見てあげてくださいな真顔

卒業から一か月が経って、やっと

止まっていた理佐ちゃんと由依ちゃんとの間の

時計が動き始める…かもしれませんね、

最後までお付き合いいただきたいですおやすみ

 

ではでは、この辺で!

明日も頑張ろうねヒヨコ