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デートのフリ、の帰り道
電車の中。
沢山歩いて疲れちゃったのか
頭をこくこくさせながら
眠っている理佐ちゃん。
その頭を自分の肩の方へ寄せた私。
…あの時、
好き、
理佐ちゃんのちょっと幼い寝顔を見ながら
その単語が頭に浮かんだ。
桜の木の下で
”大好きだから”
そう、思わず言ってしまったけれど。
理佐ちゃんは言葉の綾として
聞き流したんだろうな
確かにあの時の「好き」に
まだ名前は付けられなかった。
だけど
私のその言葉に間違いはない
人を好きになったことは無いに等しいほど
恋愛経験の少ない私だけど
多分、この気持ちは恋。
私は出会ったあの瞬間からずっと
理佐ちゃんに恋していたのかもしれない。
ごめんね理佐ちゃん。
”本当に好きにはならないこと”
なんてさ、
私…
理佐ちゃんとの約束、守れそうにないや。
理佐:「…、…ぃ!」
「由依~!」
由依:「…ん、はい!」
理佐:「どうしたの、ぼーっとしちゃって」
由依:「えっと、」
”デートの日の帰り道を思い出してたら
私は理佐ちゃんに恋してるんだって
はっきり気づきました。”
…
言えない言えない。
由依:「なんでもないよ(笑)」
「ちょっと、体育疲れちゃって」
理佐:「そっかそっか、今日はいっぱい動いたもんね(笑)」
お昼休み、
木漏れ日の差し込む中庭で
並んでお弁当を食べる。
私たちの日常。
理佐:「今日お空が青いよ!!」
由依:「ほんとだ~」
理佐:「…あっ」
由依:「うん?」
理佐:「ねぇ、」
「私のこと、呼び捨てにしてみてよ!」
由依:「えぇ?」
理佐:「無理…?」
か、かわいい、、
理佐ちゃんのしょんぼり顔には
どうしても負けてしまう。
由依:「ん~じゃあ?」
理佐:「やった!」
「はいっどうぞ!!」
由依:「なんかそれやりづらいんだけど(笑)」
理佐:「確かにだ(笑)」
「まぁいつか呼び捨てにしてね~」
由依:「ふふっ」
「可愛いね、理佐。」
理佐:「…」
反応が無くて
理佐ちゃんの顔を覗き見ると
ポッと赤く染まっていた。
由依:「り…理佐ちゃん?」
理佐:「破壊力…」
結局、
やっぱりちゃん付けが良いかも
って
理佐ちゃんは言った。
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純玲のつぶやき
好きってなんだろうね。
私の一生の難問です(笑)
いつか解ける日が来るのかなぁ💭
明日から月曜日ですね…
私は来週、中間試験とやらが
たーくさんありまして、、
勉強しなきゃな
来週はあんまり更新出来ないかもしれません。
のんびり待っていていただけたら
嬉しいです~
それでは!いっぱい寝てね