🌸

 

デートのフリ、の帰り道

電車の中。

 

 

沢山歩いて疲れちゃったのか

頭をこくこくさせながら

眠っている理佐ちゃん。

 

 

その頭を自分の肩の方へ寄せた私。

 

 

…あの時、

 

 

 

 

好き、

 

 

 

 

 

 

理佐ちゃんのちょっと幼い寝顔を見ながら

その単語が頭に浮かんだ。

 

 

桜の木の下で

 

”大好きだから”

 

そう、思わず言ってしまったけれど。

 

理佐ちゃんは言葉の綾として

聞き流したんだろうな

 

 

確かにあの時の「好き」に

まだ名前は付けられなかった。

 

 

だけど

 

 

私のその言葉に間違いはない

 

人を好きになったことは無いに等しいほど

恋愛経験の少ない私だけど

 

 

多分、この気持ちは恋。

 

 

私は出会ったあの瞬間からずっと

理佐ちゃんに恋していたのかもしれない。

 

 

 

ごめんね理佐ちゃん。

 

”本当に好きにはならないこと”

なんてさ、

 

 

私…

理佐ちゃんとの約束、守れそうにないや。

 

 

 

 

 

 

 

理佐:「…、…ぃ!」

   「由依~!」

 

由依:「…ん、はい!」

 

理佐:「どうしたの、ぼーっとしちゃって」

 

由依:「えっと、」

 

 

”デートの日の帰り道を思い出してたら

私は理佐ちゃんに恋してるんだって

はっきり気づきました。”

 

 

 

言えない言えない。

 

 

 

 

 

 

 

由依:「なんでもないよ(笑)」

   「ちょっと、体育疲れちゃって」

 

理佐:「そっかそっか、今日はいっぱい動いたもんね(笑)」

 

 

お昼休み、

木漏れ日の差し込む中庭で

並んでお弁当を食べる。

 

私たちの日常。

 

 

理佐:「今日お空が青いよ!!」

 

由依:「ほんとだ~」

 

理佐:「…あっ」

 

由依:「うん?」

 

理佐:「ねぇ、」

 

   「私のこと、呼び捨てにしてみてよ!」

 

 

由依:「えぇ?」

 

理佐:「無理…?」

 

 

 

か、かわいい、、

 

 

理佐ちゃんのしょんぼり顔には

どうしても負けてしまう。

 

由依:「ん~じゃあ?」

 

理佐:「やった!」

   「はいっどうぞ!!」

 

由依:「なんかそれやりづらいんだけど(笑)」

 

理佐:「確かにだ(笑)」

   「まぁいつか呼び捨てにしてね~」

 

由依:「ふふっ」

 

 

 

   「可愛いね、理佐。」

 

 

 

 

 

理佐:「…」

 

 

 

反応が無くて

理佐ちゃんの顔を覗き見ると

ポッと赤く染まっていた。

 

由依:「り…理佐ちゃん?」

 

理佐:「破壊力…」

 

 

 

 

結局、

 

やっぱりちゃん付けが良いかも

って

理佐ちゃんは言った。

 

 

 

 

 

 

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ハリネズミ純玲のつぶやき

好きってなんだろうね。

私の一生の難問です(笑)

いつか解ける日が来るのかなぁ💭

 

明日から月曜日ですね…

私は来週、中間試験とやらが

たーくさんありまして、、

勉強しなきゃな真顔

来週はあんまり更新出来ないかもしれません。

のんびり待っていていただけたら

嬉しいです~照れ

 

それでは!いっぱい寝てねおやすみ