ポジティブシンキングであることより、何か悩んだり落ち込む出来事があったときに
決断するにふさわしい感情は何かを知り、決断のスピードを速くする。
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“ポジティブ・シンキング”は「考える」時点で遅すぎる
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私たちは、何か出来事が起こったときに、
そのことについて悩んでしまったり、それを次に生かそうとしたり、様々なことを考えます。
「顧客を失った」
「クレームがきた」
「商品に欠陥があった」
「部下がミスをした」等々・・・
そのときに、嫌な気持ちになりますが、
一生懸命「前向きに考えよう・・・」として「考え」ます。
【出来事が起きる】⇒【考える】という流れが、自分の中に起きているのです。
多くの人は、いわゆるネガティブな状況が起きたとき、
一生懸命考えて考えて、なるべく「反応的」にならずに(そのときの気分に振り回されず)
次に起こすためのアクションを決断しようとします。
しかし実際は、これはすごく時間がかかります。
自分の思考と戦い、感情と戦い、不安や恐れと戦い、
しがらみに囚われ、なかなか決断できなくなってしまいます。
アンソニー・ロビンズは言います。
“多くの人は問題や逆境がおこったときや、自分の望んでいない結果や反応があったとき、
その場で立ち止まってしまい、考え始めてしまう。
そのひとつひとつの考えた積み重ねがやがて、大きなロスをもたらしてしまうのだ”
しかし、同じ状況が起きているにも関わらず、決断の早い人もいます。
ITの進化によって、さまざま情報が意思決定者のもとにどんどん集まるようになってきました。
今、どんなところに見込み客がいるのか?
今、市場価格はいくらになっているのか?
今、何がマーケットにニーズとしてあるのか?
もはや、わたしたちのビジネスのボトルネックは
ひとりひとりの「決断のスピード」になってきているのです。
「決断のスピード」を加速させることが、
「ビジネスのスピード」を加速させることにダイレクトにつながってきている時代なのです。
「決断のスピードを加速」させるために理解しておかなければならない一番のポイントは
多くの人は「決断するまで」に非常に時間が掛かってしまうということです。
ここは、非常に重要な点です。
「決断に」時間がかかるのではないのです。
「決断するまでに」時間がかかるのです。
「わたしは決断が遅い」という人はいないのです。
「決断するまでに時間がかかる」という人がいるだけなのです。
決断自体はどんな人でも「一瞬」なのです。
これからは「新しい決断」「これまでにない決断」をたくさんしていかなければならない方も多いと思います。
ですから「見えない時間のロス」は、実は「決断までに時間がかかること」なのです。
逆にいえば、「決断までの時間が早くなること」で、「時間が大きく空く」のです。
では、なぜ、決断するまでに時間がかかってしまう人と、すぐに決断できる人がいるのでしょうか?
どういうことかというと、私たちの中では、
【出来事が起きる】⇒(【ある感情が芽生える】)⇒【考える】⇒【決断する】
という、「考える」前に、【感情の芽生え】というプロセスが発生しています。
すでに、「ある感情」がわいているので、一生懸命ポジティブに考えても、
「イライラ」していたり、「不安」だったり、なかなか自分の「感情の状態」は変わりにくいため、
次の決断のプロセスに進むまでに、非常に時間が掛かってしまうのです。
なぜなら、「決断するにふさわしい感情の状態」を自分自身で「デザイン」できていないのです。
「不安」や「恐怖」や「葛藤」や「怒り」の「感情の状態」は、
「決断」をするのを後押ししてくれる感情でしょうか?
決してそうではありません。むしろ、決断を鈍らせてしまいます。
そして、なんとか「決断」できたとしても、
その決断が長期の進展・変化になかなかつながりません。
なぜなら、もともとの感情が、行動を後押しするものではなく、
なんとか前向き思考で、一歩を踏み出せたにすぎないからです。
そのため、あんなにも決断に時間がかかったのにも関わらず、
短期で元の行動パターン・思考パターンに戻ってしまう、ということがよくあるのです。
では、どうやったら、長期的な変化・進展を創り出すことができるのでしょうか?
それは、「【出来事】⇒【感情】」に変化を起こすことにあります。
つまり、「決断に伴う感情」をデザインさせることにあるのです。
