こんにちは。
春名須美子です。
自宅パン教室を手放そうと思ったきっかけをお伝えします。
長文なので数回に分けてアップします。
私は今まで生活面、健康面、金銭面、全てにおいて何不自由なく育ちました。
家族も仲良しで、友人にも仕事にも恵まれ、本当の意味の苦労や辛い経験をしたことがありませんでした。
今年の1月に最愛の母を亡くしました。
いつも笑顔で元気だった母に癌が見つかり闘病生活9ヶ月で天国に旅立ってしまいました。
それはあまりに突然で。
亡くなる数日前まで「夏は家族で北海道に行こうね」と楽しく会話をしていたのに。
それはもう私にとって、人生最大の衝撃で言葉にならない程の悲しみでした。
今でも母を思い出さない日は1日もありません。
絶望ってこういう時に言うのだとわかりました。
もし私が今、あの世に行ったらお母さんに会えるのかなぁ?とまで思う程。
大好きなお母さん
治療してても全然元気。私のパン教室にパンを作りに来てくれたお母さん。パンとコーヒーが大好きなお母さん。
こんなに辛い状況でも、私は笑っていないといけないと思ってた。
いつもの元気な私でいないとダメだって。
私以上に辛い思いをしているであろう「父」がいるから。
葬儀の際、父の憔悴しきった姿を見た多くの参列者の方々が、私達兄弟に「お父さんを支えてあげてね」と言う程。
私の両親はとても仲良しで、母が亡くなるその時まで手を取り合っていた。
父は母がいないと何もできないタイプなので、これからどうなってしまうのかすごく不安でした。
私は父に少しでも笑顔が戻るようにと必死だった。
必死に毎日を過ごし、自分の心に蓋をしてきた。
主人の前ではいつも号泣してたけど…
日常を過ごす中で、いつも思うのは
『お母さんだったらどうするかな?』
私の行動は全てお母さん基準。
実家に行き、当時まだ4ヶ月の娘をおんぶして、母がやっていた仕事、洗濯、掃除、料理をする。
全部、父の為と思ってやっていた。
今も父を想う気持ちと行動は変わらないけど
このままじゃ、私がダメになるって思い始めた。
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