創業1608年の超老舗で、本店主屋は名古屋市指定有形文化財となっています。
八代目当主 竹田嘉兵衛さんが直々にいろいろ説明してくださいました。

徳川家茂や勝海舟が使ったという茶室もあります。
こういった高貴な方々がよく店を訪れたとか。
茶室というのは、身分の高い人でもかならず頭を下げて入らなければならないように入り口が小さくなってて、これをにじり口といいますが、将軍や皇族の方々に頭を下げさせるのは申し訳ないということでここはにじり口が高くできているのだそうです。 商人の気遣いですかね?
お庭もあります。
徳川家茂公は、長州征伐へ行く途中に立ち寄られたとか・・・
なにを思いここに座って庭を眺めたんでしょうね~。
勝海舟は、明治になってからもよく訪れたそうで、勝海舟が書いた掛け軸もみせてもらいました~!
もちろん有松絞りの歴史や技法についてもいろいろ聞かせてもらいました。
なかなか興味深いお話でした。
伝統工芸士 本間とめ子さんの技も見せてもらいましたが、88歳とは思えない元気なおばあちゃんで、お話もとっても楽しかったです。
細かい作業を続けるので最近は”50肩”が辛いんだそうで。(笑)
しかし400年受け継がれて来た手蜘蛛絞りの技法を今も伝えているのは、残念ながらこの本間とめ子さんただひとり。 跡継ぎはないんだそうです。
お元気だとはいえ、本間さんも88歳。
この手蜘蛛絞りの着物が買えるのもいまだけかも・・・
とはいえ、そう簡単に買える金額ではないっす。

でも、あれだけの手間ひまかかっていれば、このお値段もしょうがないかなと思いますね。
世界に誇れる日本の伝統工芸をなんとか守ってゆくためには、わたしたち消費者がこういった良いものにお金をつぎ込む事も必要なのでしょう。
だれか、余裕のある方、つぎこんでください。(他人まかせか?)
たくさんの着物や反物も見ましたが・・・・
そう簡単に手の出る金額ではありませ~~ん。
目の保養とさせていただきました。
(見~て~るだけ~
)
