いままでいろいろシャガールの絵は見てきましたが、劇場の壁面にこんな壁画を描いていたことはしりませんでした。 壁面すべてをシャガールのカンヴァス画で装飾された小劇場は、公開まもなく「シャガールの箱」と呼ばれ大きな話題を巻き起こしたそうです。 その当時と同じ配置に展示された壁画は、見応え十分でした。
最愛の妻ベラといっしょに空をとんでいる幸福感と愛に満ちあふれた『街の上で』も実物を見るのを楽しみにしていた作品のひとつ。 期待どおりのすばらしい作品でした。 2人の天にも舞い上がるような幸福感が、ビンビンと伝わってきます。 これは、ベラがシャガールの28歳の誕生日に花束をもって彼の部屋を訪れたときの嬉しかった気持ち


でもそんなに好きだったのに、ベラが死んじゃうとすぐ2人目の奥さんもらっちゃうんだよね。 その人がいなくなると3人目・・・ これは、薄情とか浮気性とかいうんじゃなくって、このひとは女の人がいないと絵が描けない人なんだな~~と思った。 シャガールの絵を見てるとなんとなくそんな気がしました。
ふとわたしの目は画面左下に釘付け

だって、だって・・・
こんなところで野グソしてるおっさんが!

これはいったい何をあらわしているんだ??

