■はじめに
Windows11のPCを既存のネットワークに導入しようとしたところ「ネットワーク資格情報の入力」を求められた。素直に全PCで「設定>アカウント>サインインオプション」でパスワードを設定するのが安全で確実。起動時のパスワード入力を省略する方法もある様子。
既定値では他PCから接続する場合の資格情報入力は避けられないが、入力した後に記憶させれば済む(チェックを入れるだけ)。それでもパスワードを設定したくない場合は、リスク前提で下記の回避策がある
■条件
インターネットに接続しない、安全なPCだけのネットワーク
ネットワーク内の全てのPCで起動時パスワードを設定しない
導入するWindows11はPro。Homeはgpeditを設定できないので不可
設定するのは導入するWindows11のみ (他PCは触らない)
基本的な設定は完了していること Windows11の基本的な設定 | Simple-K
(本記事の後半に全設定を文書で記述)
■記述について
クリック、ダブルクリック、OK、閉じる、等は一部省略
2026年7月1日時点の情報。Windows11Pro 25H2
■ 資格情報の入力を回避する設定 3項目
以下の①②を設定しなければ、パスワード無しでネットワークに参加することはできない。共有プリンターでエラーが出たら③も必要
①「常にデジタル署名を行う」の無効を確認する 初期設定はたぶん「無効」
ファイル名を指定して実行:gpedit.msc

② 「安全でないゲストログオンを有効にする」を有効にする
ファイル名を指定して実行:gpedit.msc

③ Win10の共有プリンターに接続しようとすると下記エラーになる

操作を完了できませんでした(エラー0x00000709)。プリンター名を再度チェックして、プリンターがネットワークに接続されていることを確認してください
ファイル名を指定して実行:gpedit.msc →「名前付きパイプ経由のRPC」

これによりWin10の共有プリンターには接続できた。 しかしネット情報にあるあらゆる手段を試してもWin11(25H2)の共有プリンターにはどうやっても接続できない。
追記:解決した→ パスワード無しWindows11共有プリンターのエラー0x00000709 ~解決 | Simple-K
以上
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■他事項 (従来と同じ)
・ ドライブやフォルダの共有設定
everyone ~フルコントロール など
・ ネットワークにPCが表示されない場合はダイレクトに指定する
デスクトップの何もないところを右クリック
>新規作成>ショートカット>項目の場所
「¥¥対象コンピューター名」 を入力。例えば ¥¥受付PC


■最後に
時代が進むにつれてどんどん不便になっていくのは勘弁してほしい。
サイト上のいろんな情報に助けられた。 この記事も誰かの一助になれば・・・
■以下は文書での記述
およそゼロから始めて最後まで。図解と若干異なる部分もあるが結果は同じ
Win11の導入マニュアル。Pro限定です (Homeではgpedit.mscが使えないので不可。調べると何らかの方法がある様子ですがここでは割愛します)
ネットワーク: 起動時パスワードがないPCだけで構築
作業対象: 導入するWindows11ProのPC (他PCは触らない)
★ PWなし運用のためには「gpedit.msc」は避けられません
怖そうですが、グループポリシー編集画面を開くだけの単なる呪文です
前半はWin10時代とおよそ同じ。最後の2項目はWin11で新設の項目
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■デスクトップアイコン
5つとも出しておく
画面の何もないところを右クリック>個人用設定>デスクトップアイコンの設定
>5つともチェック>OK
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■コンピューターの名前とワークグループ
デスクトップの「PC」アイコン>右クリック>プロパティ
>中央下方の「システムの詳細設定」
>システムのプロパティ:コンピューター名(タブ)
>「コンピューターの説明」(任意)
>「ネットワークID」>「これは自宅用の・・・」選択
>「次へ」>「完了」
>システムのプロパティ:コンピューター名(タブ)
>コンピューター名を変更したり・・・「変更」
>「コンピューター名」を入力
>ワークグループを入力(全PCで統一。WORKGROUPのままでもOK)
>「OK」>…へようこそ「OK」>「OK」
>システムのプロパティ:コンピューター名(タブ)の
フルコンピューター名とワークグループの入力を確認しておく
>「閉じる」
>…再起動する必要があります「今すぐ」「後で」どちらかをクリック
注)「ネットワークID」を操作するとワークグループが既定に戻る
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■ネットワークと共有センター
コントロールパネル>ネットワークと共有センター>
>左側:共有の詳細設定の変更>
「プライベートネットワーク」
~検索:ON
~設定する:チェックのまま
~の共有:ON
「パブリックネットワーク」
~検索:ON
~の共有:ON
「すべてのネットワーク」
~の共有:ON
~の接続:128ビット(推奨)のまま
~保護共有:OFF (←重要)
「×」で閉じる
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■IPアドレスの固定:
★意味・目的が分からない場合は触らなくても可。 必要になった場合に見直す
デスクトップの「ネットワーク」アイコン>右クリック>プロパティ>
>左側の「アダプターの設定の変更」>
>「イーサネット」ダブルクリック>「プロパティ」
>「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」ダブルクリック
>「次のIPアドレスを使う」選択
IPアドレス:192.168.###.***
###は全PCで統一する(当方では48で統一している)
***は他PCと重複しない値(0~255だが、なんとなく20~90辺りが無難?)
サブネットマスク:255.255.255.0
デフォルトゲートウェイや他:空欄のまま
>「OK」>「OK」>他すべて閉じる>再起動
>「ネットワーク」アイコンをダブルクリックすると、他PCのアイコンがある
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■「ネットワーク」に他PCのアイコンが出てこない場合
まずは後半の「PWなしで他PCに接続できるようにする」までを完了する
方法A: 「ネットワーク一覧にパソコンが表示されない」
コントロールパネル>管理ツール>サービス
>「Function Discovery Resource Publication」をダブルクリック
>「スタートアップの種類(E)」を手動から「自動」に変える>OK
これは「設定PCで他PCが表示される」のではなく「設定PCが他PCに表示される」。
方法B: 直接指定
何もない画面を右クリック>新規作成>ショートカット
>項目の場所を入力してください:
「\\対象コンピューター名」 を入力(例えば\\受付PC)>「次へ」
>このショートカット~ください:「任意の文字列」>「完了」
デスクトップに対象コンピューターへのショートカットが作成される
方法C: 移植法
アイコンが表示されている他PCで
>アイコンを右クリックしたままデスクトップに移動し
>「ショートカットをここに作成」
>作成されたショートカットは実質的に方法Bのショートカットと同じ
>このショートカットをコピペして、持ってくる
(このショートカットを集めたフォルダを作っておくと、以降は楽)
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■ドライブの共有
★Cドライブは共有を避ける
Dドライブ全体を共有するには、以下の2つが必要
・ 共有設定:これをしないと、一覧に出てこない
・ アクセス許可:これをしないと、Dドライブを他PCから開けない
(共有フォルダは開ける)
◎ドライブの共有: ★コンピューター名を変更すると外れる
ドライブを右クリック>プロパティ>共有(タブ)「詳細な共有」
>「この~共有する」チェック>「アクセス許可」
>everyone>フルコントロールにチェック>OK>OK>閉じる
◎アクセス許可: Dドライブ全体を他からアクセスできるようにする
(Dドライブ全体に直接アクセスする必要がないなら不要)
ドライブを右クリック>プロパティ>セキュリティ(タブ)「編集」
>追加>詳細設定>検索>Everyoneをクリック>OK>
>「名前の確認」をクリック>OK>
>リストにあるEveryoneをクリック>
>フルコントロールにチェック>OK>OK
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■フォルダの共有:
フォルダを右クリック>アクセスを許可する>特定のユーザー
>プルダウンでeveryoneを選択>追加>読み取り書き込み>共有
>「…有効にしますか?」>「はい…有効にします」をクリック>終了
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■プリンターの共有:
プリンターを右クリック>プリンターのプロパティ>共有タブ
「このプリンターを共有する」チェック
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■PWなしで他PCに接続できるようにする
Win10時代には必要なかった設定。2項目を設定する
1)安全ではないゲストログオンを有効にする
キーボードの「Windows(旗マーク)」を押しながら「R」を押す
>「gpedit.msc」と入力>「OK」
>ローカルグループポリシーエディターが開く
>「コンピューターの構成」>「管理用テンプレート」>「ネットワーク」
>「Lanman ワークステーション」
>「安全ではないゲストログオンを有効にする」ダブルクリック>ちょっと間がある
>「有効」選択>「OK」>「×」で閉じる (閉じずに下記でもOK)
2)デジタル署名を無効にする
キーボードの「Windows(旗マーク)」を押しながら「R」を押す
>「gpedit.msc」と入力>「OK」
>ローカルグループポリシーエディターが開く
>「コンピューターの構成」>「Windows の設定」>「セキュリティの設定」
>「ローカル ポリシー」>「セキュリティ オプション」>右の欄を見る
>「[Microsoftネットワーククライアント: 常に通信にデジタル署名を行う」
「無効」であることを確認
「無効」でない場合はダブルクリック>「無効」を選択>「OK」
>「×」で閉じる (たぶん再起動しなくても設定できている)
注)この方法を採用しない場合は、全ての(!)PCで下記が必要となる
・起動時のログインパスワード
・ネットワーク資格情報の入力
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■Win10PCの共有プリンターに接続できない場合
Win10時代には必要なかった設定
「操作を完了できませんでした(エラー0x00000709)。
プリンター名を再度チェックして、プリンターがネットワークに
接続されていることを確認してください」
キーボードの「Windows(旗マーク)」を押しながら「R」を押す
>「gpedit.msc」と入力>「OK」
>ローカルグループポリシーエディターが開く
>「管理用テンプレート」>「プリンター」
>「RPC接続設定を構成する」ダブルクリック
>「有効」を選択
>「発信RPC接続に使用するプロトコル」のプルダウンから
「名前付きパイプ経由のRPC」を選択
>「OK」
この方法でもWin11の共有プリンターには接続できない場合の対策は下記ブログを参照
パスワード無しWindows11共有プリンターのエラー0x00000709 ~解決 | Simple-K
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素人作です。何も無いよりはマシと思ってご参照ください
文字だと煩雑ですが、実際にやることは単純です
完