「猫に聞いててみた・・・」
みんな名前はない。ほとんどが親戚であることは間違いない。
母も、父も分からない。飼主さんがいないため、食事に困ることはあるが、かわいがってくれる人間がキャットフードを持ってきてくれて、それで凌(しの)いでいる。
仕事もなく、もちろの納税の義務もなく、気楽な日々を送っている。
この家は、空き家状態が長く、恰好の住処(すみか)だ。
この家の持ち主はずっとこのままで、いいそうだ。
家を壊すと固定資産税が6~7倍に上がると言っていた。
廻りに5~6軒同じような住処があり、お日様の動きによってそちらへ移動する。
一番困るのは、たまに人間の子供に棒で追い回されたり、夏に花火を向けられたこともある。
くわえタバコを枯れ草に投げ込まれたときには寿命が縮まったものだ。
あとは、人間の若いの(少年)が入ってきて大騒ぎされたことがあった。
これにも参った。
そんな苦労はあるが、のんきでいい人生(猫生)が送れそうだ。
インタビュアー たー


