【1688】コロナ私見#627(JN1相変わらずの西浦教授)

 

第10波がまだ増えており、新しいJN1株のせいだと言われています。

 

 

JN1に関してこの人は相変わらず脅しをかけています。12月末の記事です。

ヨーロッパ、シンガポールなどで新型コロナ感染者急増中 性質を変えた「JN.1」が世界を席巻 | 医療記者、岩永直子のニュースレター (theletter.jp)

 

 

この人の示したデータです。WHOのデータを示して、ヨーロッパでJN1が急増しているとのコメントです。これを見ると、確かに第10波の日本が殆ど0表示なので、あたかもヨーロッパで猛威を振るっているように見えます。

 

 

しかしWHOのサイトにはこのデータのすぐ下に下記のデータがあります。世界の感染者数です。これを見ると、世界的にはコロナはとっくに収まり、ヨーロッパでも殆ど0です。コロナは既に終わった病気なのです。最近の極小さな増加をこの人はことさら取り上げて脅かしているのです。どこが最大の流行規模なのでしょうか。

COVID-19 cases | WHO COVID-19 dashboard

 

 

では日本が0なのはどうしてか?実は日本は5類になってから全数把握をしなくなったので、WHOのこのデータには出ていないのです。もし日本のデータが計上されていれば、ヨーロッパではなく日本でJN1は猛威を振るっていることになります。下記はイギリスと日本のデータです。5類変更後の日本は抜き取りのデータから推定で書かれていますが充分信頼できるものです。このように今は日本の方が遙かに感染者は多いのです。日本に比べたらヨーロッパなどゴミのようなものです。それでも日本でも何も問題にはなっていません。すっかり弱毒化してただの風邪になっているからです。JN1など世界的には全く取るに足らないものなのです。それを西浦教授は都合の良いデータだけを取り出して、あたかも大問題のように言っているのです。本当にこの人は感染学者としての社会の中の自分の役割を全くわかっていません。こんな人にオピニオンリーダーをさせたらいけません。政府が専門家委員会を後半で邪険に扱ったのは日本のためにならないと見限ったからです。岸田首相と尾身会長の最後の会談は15分だったそうです。政府も政府です。だめならハッキリ解任すればいいものを、国民は政府より専門家を信じているので何も表だってはできませんでした。

 

 

 

ところで第10波はまだ増えていますが、そろそろピークのようです。下記は東京のデータですが、増加が鈍りピークのようです。関東圏ではどの県もこの傾向です。来週あたりは全国的に減少に転じると思います。

 

追加

西浦教授はヨーロッパでは下水でのコロナウイルスの検出が急拡大しているのが問題と言っています。

 

しかしそのオランダの感染者は下記の通りです。下水の増加など何の問題でもありません。本末転倒です。何か必死で脅かすデータを探しているようです。JN1は過去の免疫は効かないと言っていますが、今増えていないのは累積で全員がかかって免疫が有効に効いているからです。日本はまだ全員ではなかったのでJN1が流行しているのです。