【1684】コロナ私見#623(終息原理その2)

 

もう少しまとめました。累積感染者と抗体保有率の関係です。5類になってからは累積感染者数が把握できなくなったので、感染カーブから推測で載せました。累積では早くに終息したイギリスを超す程度まで達しました。イギリスは1年程度先行しています。抗体保有率が常に累積感染者より多いのは、全員がPCR検査を受ける訳ではないからです。イギリスも最終抗体保有率は80%までになりました。

 

 

 

イギリスの累積感染者と新規感染者です。最終累積の50%になった時点で新規感染者はピークを迎えました。私の理論と合致します。イギリスは日本の1年先行でした。こういったデータ分析と、病気の重度(致死率、重症化率)を調べていたら日本はもっと見通しを得て、ずっと早くに騒ぎを収められた筈です。それを少しでも長引かせたい専門家が意識的に遅らせました。最後まで致死率もまとめず、5類変更に抵抗したのです。

追加

欧州でも感染者のレベルは大差があります。オーストリアはイギリスの倍ほどの感染者ですが、ピークを過ぎるのは絶対数ではなく、やはり最終数の50%の時です。これはPCR検査体制は国によって異なり、実態を必ずしも捉えてないためと思います。オーストリアは小さい国なので、検査を徹底して洗い出したのだと思います。イギリスも感染者は40%以下でしたが、抗体保有率は80%まで行きました。感染に気がついていない人が多かったのです。人口の半分が感染したらピークを越え、全員が感染したら終息するという原理は確かだと思います。

 

 

尾身会長には評価する声もあります。政府の対応の方がおかしいという本です。

 

 

一方徹底批判の本もあります。両方とも読んではいませんが,私はもちろん徹底批判派です。エンジニアの目でデータを分析していて、如何に専門家がでたらめかを痛感しました。上の本で、首相との15分の面会が最後だったと言っていますが当然です。5類に変更に最後まで反対し、復活の足を引っ張ったのは尾身会長です。専門家の役目を果たさず、告発されてもおかしくないレベルだったのです。この本の発売日は2021年12月10日です。2年も前に糾弾されていたのですが、何も変わりませんでした。