土曜日、池間哲郎先生のお話を聴いて来ました。
月一の勉強会、「凛」のメンバーからずっと噂を聞いていて、
いつか聴講に行きたいと思っていたのです。
池間先生は、約20年前、
たった1人でアジア貧困地区の支援活動を始められました。
きっかけは、出張先の台湾・山岳地帯で目の当たりにした、
貧困と人身売買。
貧しさと闘いながら、いのちいっぱいに生きようとする人々。
風邪を引いただけで命を落としていく飢餓状態の子供達。
親のために身を売り、HIVに感染して命を落とす娘達。
勉強したくても、その設備すらない山岳地帯。
生きていくために、濾過されていない泥水を飲み、病気になる人々。
空腹を紛らわすために、安いシンナーで脳を麻痺させる少年。
ビニールをかじって耐えしのぐ少年。
それでも生きることをあきらめない。
家族の絆、大人への尊厳。
ご自身が自ら治安の悪い地区へ足を運び撮影してきた映像を通じて、
命の尊さ、感謝の心、生きる姿を伝えています。
「大切なこと」を彼らから学ばせてもらっていると、先生はおっしゃいます。
たった一人で財をなげうち。
20年以上。
やがて協力者が現れ、池間先生の作った団体は大きな動きへ。
多くの貧困地区に、小学校と、命の泉でもある井戸を多数建設、
今なおその活動は続いています。
続けることが、力となる。
想いは通ずるのです。あきらめなければ。
とても、力強い言葉で語ってくださいました。
今の自分がどれほど幸せな状態なのか、思い知らされます。
「最も大切なボランティアは、自分自身が一生懸命生きること」
「一人の千歩が万人の一歩となる」
ぜひ、多くの人に聴いてもらいたいです。
自分はどうだろうか・・・。
まだまだです。
ご興味のある方はサイトをご覧ください。