こんにちは、藤原 澄龍です。
今回のテーマは、『実は、加害者も被害者もいなかった。』として、綴ってみたいと思います。
僕には、年上の兄がおります。
(回想録でも、晃という名前で登場しております)
前までの僕は、この兄貴の事はあまり好きではなかった・・・というか苦手だったのですが、それが今となっては変化しました。
なぜ苦手だったかと言いますと、それは僕が幼少期の頃に遡ります。
子供の頃には、よく兄弟喧嘩をしたものでした。
その喧嘩の原因は、兄貴からの言い掛かりばかりだと、思い込んでおりました。
兄貴からは、色々と因縁をつけられて、困った思いをしたものでした。
そんな怒ってばかりで口うるさい兄貴に対して、僕は苦手意識を持っていました。
当時は、『わぁ~、なんだか、口うるさい兄貴だなぁ~。 』・・・などと思っていたわけです。
こうして僕は、兄貴からの怒りの業火に耐えながら、少年期を過ごす事になりました。
そして僕は、『こんな風な人間には、なりたくないものだ。』と心の中で思っており、怒りなどの感情を剥き出しにするような人間には、なりたくありませんでした。
こうして僕は、いつの間にか、感情をあらわに表現する事を、良しとしなくなりました。
それが、ここ最近になって、別の観点から観るようになったため、別の解釈が湧いてきました。
こんな、うるさい兄貴が側にいるのが、もしも僕自身に責任があるとしたら、それはなぜか?
そういう観点で観る事にして、僕にも原因がある前提で振り返ってみました。
すると、それまで気付かなかった思わぬところで、原因らしきものが思い当たりました。
兄弟喧嘩の原因は、僕が、ファミコンなどのゲームで、こてんぱんに兄貴を負かしてばかりいたのです。
様々な対戦ゲームにおいて、ほとんど僕が勝っていましたし、ボッコボコにしておりました。
その状況に対して、僕は密かに優越感を抱いたものでしたが、兄貴は怒り心頭の様子でした。
それにはさして気にも留めず、僕は平然としていました。
僕は兄貴の悔しさを、理解できていなかったのでしょうね。
それもまた、兄貴には面白くなかったようです。
そして、兄貴は、僕の才能や能力に嫉妬したようです。
能力とはいえ、多少テレビゲームに強いという程度のものですが、兄貴にとっては悔しい想いを何度もさせられる、怒りと嫉妬の対象だったのでしょう。
そういった事を火種に、兄弟仲はこじれていきました。
当時の僕から視れば、そんな兄貴の振る舞いは意味不明だったわけですが、れっきとした意味があったようです。
年齢と観念の幅が広がったためか、ようやく分かったことでした。
今の僕から観る兄貴は、立派な家庭人でもあり、立派な会社人でもあり、三次元的に立派だなと思う存在に映っています。
僕が、今の兄貴と同じような人間になろうとしても、きっとなれないと思います。
人はそれぞれ、長所や短所などの個性があるので、比べるものではないと思います。
また、競い合う事で成長意欲は湧くものかもしれませんが、あまり過度に競い過ぎると、苦しくなるものかと思います。
今となっては、あんなに自己主張が出来て、感情表現が豊かで、言葉が達者な兄貴を、誇らしく思います
長くなってしまいましたが、結局何が言いたいのかと言いますと・・・
自分が被害者で、相手が加害者だと思っていたとしても、お互いそれぞれ異なる世界で物事を観ており、実は、加害者も被害者も居なかった。
・・・という事です。
起きている事には、何一つとして、偶然のものは存在しないようです。
また、自分の現実は、全て自分が創造しているものです。
その事を根底に考えれば、結局のところ、加害者と被害者なんぞというものは、存在しないようです。
私は被害者だ!
このような被害者意識を持っていると、宇宙はあなたの事を『被害者である事を願う人』と認定してくれて、あなたを常に被害者であるように仕向けてくれます。
もしこれが願いでないならば、この被害者意識を見つめ直してみる事で、滞っているものが解消されたりして、人生が好転していくかもしれませんよ。
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