新年のお仕事始めは

大変な1日になってしまいました

 

全国高校ラグビー大会「花園」

3回戦
▼第3グラウンド第2試合
茗溪学園 vs. 大分東明
▼第1グラウンド第4試合
石見智翠館 vs. 大阪桐蔭

解説・野澤武史さんと

J SPORTSでお仕事始めでした

 

 

以下、後日追記したものです

(個人の見解です)

 

3回戦8試合が終わって

準々決勝の組み合わせ抽選会も

そのまま中継を担当していました。

 

すべての組み合わせが決まり

解説の野澤さんに

展望を解説していただいているとき

花園ラグビー場の実況席も

揺れを感じました

 

1月1日午後4時10分

令和6年能登半島地震が発生

 

花園ラグビー場の大きな揺れは

しばらくすると収まりましたが、

放送席にいるスタッフさんが

スマホ画面を見せてくれました

 

「石川 震度6強」

(その時点での情報)

 

これは大変なことになる!

すぐにPCを開くと

「津波警報」の赤い文字
(これもその時点での情報)

 

スポーツ専門チャンネルで

しかも現場の実況席のため

ニュース速報を見られる画面も

災害対応マニュアルもなく

手元のPCだけを見て

情報と避難の呼びかけを

自分なりの強い口調で

中継枠終了まで伝え続けました。

 

大きな揺れを感じた地域では

NHKにチャンネルを変えるのでは?

と思われるかもしれません。

 

ただ、僕自身の経験で

2016年の熊本地震

2度目の震度7が起きたとき

震度6強の熊本市東区にいましたが

9階建てホテルの9階で

ベッドから飛ばされて目が覚め

液晶テレビも飛んでいて

部屋の中は散乱していました。

もしテレビ画面がついたままでも

チャンネルを変えることさえ

できなかったかもしれません。

 

高校ラグビーを見ていた方が

誰か1人でも

避難してくださるようにと

地震、津波情報をつづけました。

 

そのなかで

「東日本大震災の津波を

思い出してください」と

何度も呼びかけました

 

昨年、釜石で行われた

ラグビーリーグワンの試合を

実況担当させていただいた時

釜石鵜住居復興スタジアム近くの

津波伝承施設で学び、

試合会場では

釜石高校の生徒さんによる

語り部活動を聞きました。

 

そのことが心に強く

残っていたのだと思います

 

とっさに

「東日本大震災の津波を

思い出してください」という

言葉が自然に出てきました

 

 

僕に出来ることは少ないのですが、

この試合の出演料相当分全額を、

今大会・花園にも出場した

日本航空高校石川がある輪島市に

寄附させていただきました。

 

少しでも支援の輪が広がりますように