3月11日

東日本大震災から12年

 

今年はこの日

岩手・釜石市で迎えました。

 

翌3月12日

釜石鵜住居復興スタジアムで

ラグビーリーグワン中継があり

前日から釜石に入りました。

 

 

釜石駅前の広場に設けられた

「復興の鐘」

集まった皆さんとともに

午後2時46分、黙とう。

 

 

3月12日には

鵜住居(うのすまい)駅前にある

東日本大震災

犠牲者慰霊追悼施設

「釜石祈りのパーク」へ

 

 

震災で犠牲になられた方々へ

慰霊の祈りをささげたあと、

 

震災伝承と防災学習のための施設

「いのちをつなぐ未来館」で

改めて、12年前の3月11日

この場所で起きたことを学びました。

 

 

ラグビーW杯日本大会の会場で

地元ラグビーチーム

「釜石シーウェイブス」の

ホストスタジアムでもある

釜石鵜住居復興スタジアム。

 

このスタジアムは、

東日本大震災の津波で全壊した

釜石東中学校と鵜住居小学校

その跡地に建てられています。

 

 

この場所での出来事は

「釜石の奇跡」と

呼ばれることもありますが、

決して「奇跡」ではないこと

美談でもないことを

改めて心に刻むことができました。

 

 

スタジアム敷地内には

「あなたも逃げて」と刻まれた

祈念碑があります

 

 

津波が押し寄せたとき

鵜住居小学校にただ1人残って

行方不明となった事務職員の

ご遺族の言葉です。

 

ここで

東日本大震災の教訓を伝える
「語り部」活動をしていたのが
釜石高校 「夢団」
〜未来へつなげるONE TEAM~
 

 

釜石高校2年生の

小笠原桜さん、大瀧沙來さん
久保陽嘩さん、高堰愛さん


12年前は幼稚園児で
震災の記憶がある最後の世代が
自分の言葉で語ってくれました。

 

 

その中で

久保陽嘩さんの

私たち、大人への問いかけです

 

読んで下さった方へ

少しでも届きますように。

 

「最近では小さい揺れでも
大きい揺れでも
机の下に隠れる行動も
すぐに逃げられる態勢も
大人が率先して
行動するところを見られません。
私はそこに疑問を覚えました。
 

みなさん災害の恐ろしさを
忘れていませんか?
たくさんの命や大切なものを
奪われたことを
過去として考えていませんか?」