ビル・チェイスを中心に結成されたトランペット4本を含む大型ロックグループがチェイス。1971年の「黒い炎」がいきなりヒット、同曲は日本でも大ヒットした。メンバーチェンジをしながらも活動を続けていたが1974年8月、ツアー中にミネソタ州で飛行機が墜落。ビルとメンバー3名が死亡、バンドは活動停止した。なを、バスで移動して難を逃れたジム・ピートリックはサヴァイバーを結成し「アイ・オブ・ザ・タイガー」をヒットさせた。
レーナード・スキナードは元々フロリダ州で結成され、バンド名とメンバーを変えながら活動、1969年にはバンド名をレーナード・スキナードとした。泥臭いサウンドで南部で頭角を現すようになる。アル・クーパーに見出され1973年にアルのプロデュースによりファースト・アルバムを発表。アルバムはゴールドディスクとなり成功を収めた。バンドは70年代を通じて活躍していたが絶頂期に悲劇が訪れる。1977年10月、ツアー中の飛行機が燃料切れで墜落、ボーカルのロニー・ヴァン・ザントを含むメンバーとバックコーラスの4人が死亡、バンドは解散する。その後メンバーを補充して活動を再開している。
スティーヴィー・レイ・ヴォーンは1954年テキサス州生まれ。70年代から活動を始めるがなかなか目が出なかった。1982年モントルー・ジャズ・フェスティバルに出演した際、デビッド・ボウイの目にとまる。その後ボウイの「レッツ・ダンス」に参加、注目されるようになる。1983年「スティーヴィー・レイ・ヴォーン&ダブル・トラブル」名義の初アルバムがヒット、ブルース・ギタリストとして一線に躍り出る。1990年8月ウィスコンシン州のブルース・フェスティバルにエリック・クラプトン、バディ・ガイたちと出演した。終演後、ヘリコプターで移動するが濃霧のため視界を失いゲレンデに墜落した。この時エリック・クラプトンのボディーガードも共に死亡している。
アリーヤは1979年ニューヨーク・ブルックリン出身。15歳にして発表したデビューアルバムがヒット、その後の2枚のアルバムもヒットして若きR&Bの歌姫となった。一方で映画「ロミオ・マスト・ダイ」「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」にも出演した。2001年8月PVの撮影を終えてバハマの空港から離陸直後に小型機は墜落した。同機にはスタイリスト、ボディーガード、レコード会社の重役など彼女の側近も同乗していた。アリーヤ、享年22歳。
