肝心の映画だがこちらの予想とは少し違っていた。音楽的なことにはあまり触れずリチャードのパーソナルな部分を取り上げていた。それでも彼に影響を与えた人物やシャウトの由来は描かれていたけどね。リチャードが一時期、結婚していたことは知らなかった。
宗教に転向してからは知らないことだらけ。結局、家族の多かった彼はショービジネスに戻るしかなった。グラミー賞や受賞には縁のなかったリチャードだがアメリカン・ミュージック・アワード受賞では涙を止めることが出来なかった。黒人としてゲイとして多くのものと戦ってきたリチャードの涙だった。