失いたくなかったから・・・ | 紫苑の扉

紫苑の扉

主にストーリーと詩を書いています。
あるがままに、そのままに・・・。
徒然に気ままに

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死ぬほど孤独だったわ・・・

罠にかけて惨めな姿を曝すあなたを見れば

あなたを忘れられるんじゃないかと思ったの・・・

あなたを憎むことで

あなたを思い切れない自分をごまかしていたの

あなたからすべてを奪いたかった

そうすれば振り向いてくれるんじゃないかと

愚かだったの私・・・

ずぶ濡れでみっともないほど泣きじゃくったの

あなたを失うのが怖かったから

あなたが私以外の人を愛するかもしれないと思ったの

裏切られたのだと思いたかったの・・・

縋り付いてもあなたの心は取り戻せないのに・・・

永遠に失ってしまったのだと

知りたくなかった・・・

             ― 紫苑 ―


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