ハイこんばんは♪ 火曜の夜でゴザイマス!
今夜も続きを早速でございます。






まぁ・・・なんというか。

どうにもならないのは何となく分かっていたものの。
しなくても良かったかもしれない玉鬘への告白をしてしまった夕霧。

でも妹だと思っていた玉鬘が急にそうではないと分かってからではちょっと遅すぎた。
とにかく・・・後は嫌われないようにするのみ。


これも悲劇ですが・・・




せっせと恋文を書いては贈っていた相手が・・・



姉だった!



柏木! おぬしが一番気の毒よのぉ・・・





二人の若者の黒歴史を刻んでしまった玉鬘。
さらに数多くの男性達を悩ませます。


そんなに殿方を悩ませる源氏物語屈指のモテ女である玉鬘は罪な女?


いやいや。  ぜ~んぶ源氏のせいです。

いや・・・当時の内大臣にも責任はある。


屈指のモテ女でありながら、綺麗な父親が二人も居るかぁ・・・


シンデレラストーリーという言葉がありますが、そんなもん新しすぎです。
1000年前からそんな題材は文学としてあったわけですから。



いや~・・・紫式部! サスガッス!







ともかく。
柏木も内大臣の遣いとして玉鬘に会いに来るわけですが、やるせない気持ちを吐露します。


柏木
「妹背(いもせ)山深き道をば尋ねずて 緒絶(をだえ)の橋に踏み迷ひける」

実の姉弟とは知らずに・・・始まりも終わりも無い恋の路に血迷ったものです。


玉鬘
「惑(まど)ひける道をば知らず妹背山  たどたどしくぞ誰(たれ)も踏み見し」

事情を知らずにいた事が分からなかったもので・・・手紙は拝見していたものの・・・










さて、どうにかして玉鬘の出仕を阻止したい男達でしたが、お上を相手にそういった事はやっぱり無理な相談。
しかししかし。

諦めきれないのも男の性(さが)。


特にここに来て熱心なのが鬚黒大将(ひげくろのたいしょう)であります。

源氏、内大臣、鬚黒大将
三つの勢力がありましたが、この鬚黒大将は急速に勢力を増していたようで。

実は鬚黒大将の妻は源氏の妻である紫の姉。
鬚黒はこの妻とどうにかして別れようと画策している・・・そんな事を源氏も情報として知っておりましたから、そのようなややこしい所へは玉鬘はやりたくない。

鬚黒は本当の父親が内大臣だと判るとすぐに通じていたので、内大臣も相手の身分がそれなりなので悪くないとは考えていたけれど、源氏が玉鬘を宮仕えに・・・というのは何か訳があるのだろうと、気を使って遠慮しておりました。

鬚黒からすれば
「本当の父親からそれなりに良い返事をもらっているので良いではないか」と。


実は鬚黒、どうしてか今の妻と折り合いがつかない。 ちょっと妻がヒステリーかも。
妻を「おばあさん」と呼ぶほどに毛嫌いしている。
おそらく見合い結婚でしょうか、それともよほど何かあるのでしょう。


軟派で好色な源氏とは違い。
硬派で不器用なヒゲモジャ男が生まれて初めて本当の恋をしたのです。


狂うわな・・・


どうしても玉鬘が欲しい鬚黒大将34歳の春・・・





しかしどうにもならない。
9月は出仕を忌む月だったので10月からの出仕を前に玉鬘へ歌を贈ります。


鬚黒右大将(鬚黒大将)
「数ならば 厭(いと)ひもせまし長月(ながつき)に 命をかくるほどぞはかなき」

数居る女性であるならまだしも、あなたは私にとって特別な存在です。
この9月だけを頼みに運命を決められてしまっているあなたの儚さよ。

(この9月に命を懸ける・・・とも読めます。 何らかの決意です)






一方の蛍兵部卿宮もぜんぜん諦められない。
何を言っても仕方が無いのですが、歌を贈ります。


蛍兵部卿宮
「朝日さす 光を見ても玉笹(たまざさ)の 葉分けの霜を消(け)たずもあらなむ」

貴女であれば必ず朝日のように眩しい帝のご寵愛を受けるでしょう。
陽を見れば溶けて消えゆく霜のような私ですが・・・忘れないでいただきたい。

(朝日と光を帝に、玉笹を玉鬘に、霜を自分に見立てるというなかなか美しい歌です)





式部卿宮の左兵衛督(さひょうえのかみ)という人からも歌が贈られます。

左兵衛督
「忘れなむと 思ふもものの悲しきを    いかさまにしていかさまにせむ」

忘れようと・・・そう思う、そう思わねばならない心が悲しく、その悲しさが私を苦しめます。









・・・なんて罪な物語なんだろう。

男達への残酷な仕打ち。
作者はやっぱり女性で間違いないです。




贈られた歌はほんの一部だといいます。
そりゃ~もう数々の男達の恨み言の文が届いたと。




玉鬘、蛍兵部卿宮にだけは返事を書きます。

玉鬘
「心もて 光に向かふ葵(あおい)だに    朝おく霜をおのれやは消つ」

自ら陽に顔を向ける葵でさえ、朝に置かれたわずかな霜を頼りにしているのです。
誰が忘れましょうや。




源氏も内大臣も、こういった玉鬘の気遣いを評価します。

数多く男性からモテる女性の鏡である・・・と。






次回、玉鬘十帖最終章!

玉鬘を取り巻く男達の運命が・・・ついに動く!


男達よ! 黒歴史を厭うなかれ!



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