京都には京町家(きょうまちや)というものがありまして。
お好きな方々はご存知と思いますが、定義は
「1950年以前に伝統的木造軸組構法で建てられた木造家屋」
なんだそうです。
で。
間口が狭く、奥に長い作りになっている家が多いようで、これが独特の雰囲気と空間になっており、古いもの好きの人にはたまらない味わいだというわけです。
町家を改造してお店をやっている人は多いです。
さて、この間口が狭くて奥に長い作りはなぜかという問いがありまして。
「昔は間口の大きさで税金が決まっていたからだ」
今日はそのような事を教えていただき、勉強になったなと思いました。
が、よく調べてみると。
京都は2回ほど焦土となっており、一番最近では1864年の禁門の変で大火があったようで、ほとんどが焼けており、その後に建てられたものがほとんどだそうです。
その関係か、間口税というものは実際には定着しなかったような感じです。
間口の大きさで町費のようなものがあったようなのですが、室町期にそのシステムを納税に利用しようとした事があるようで、どうもうまく機能はしていなかったようです。
その後、応仁の乱で洛中は焼けたようですので、その時点で間口税は不可能。
そこから先は区画整備はあれど、固定資産税といいう形で取ってみたり免じてみたりと、間口の事は一切関係なさそうです。
禁門の変でまた焼けておりますので、その後は土地の所有者の考えた間口で建てているはず。
京都の長い歴史の中で、盆地の夏場をどう過ごすかの方が重要だったはずです。
冬場は暖を取れば良いですが、夏場はクーラーなんてありませんから、徹底的に風通しの良い家の作りにしたかったはず。
奥に長い方が通気効率が良いと気がついた大工さんの知恵でしょう。
決して間口が小さいわけではなく、普通の大きさというか、区画に合った間口です。
そして、夏場に快適な構造の住宅なのです。
もちろん、道路に面している間口で商売しやすいような作りにもなっている。
その代わり、「京の底冷え」と言って、冬はちょっと寒いという家が多いようです。
隙間風が結構多いと聞きますが、それよりも地面から冷えてくるのが原因かなと思います。
夏場の土間なんかはひんやりして気持ち良いんですけどね。
意外な事ってありますね。
わざわざ間口の狭い家を建てて税金を逃れるなんて、そんなセコイ事だけでは説得力が無い。
そういえば、「神社仏閣宗教法人は税金がかからない」というお話がありますが、それもそうそう上手い話ばかりではないようで。
お寺なんかは、総本山というものがありますので、「上納金」システムがあるそうです。
この場合、古いお寺ほど檀家さんが多いだろうという事で、古いお寺であればあるほど上納金が高いというシステムだそうです。
古く、格式が高いお寺こそ、観光地化されてなくて拝観料なんて見込めないと思いますし、檀家さんって、そんなにどんどん増えるモノではなさそうな気もしますので、このシステムの方が間口税よりどうなんだろう・・・と思いました。
宗派によって色々あると思いますが、大きな枠組みというか大看板の組織に入っておくのも大事な事ですかね。
まぁ・・・横領話は定期的にあるようですけれど。
私の場合は占いの館や派遣には登録しておりますが、会費を納めるような組合とか組織とか何も入ってないですけど、今のところ不自由はしておりません。
本日もご拝読ありがとうございました。
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