ここまで四谷大塚の偏差値と大学進学の関係を見てきました。




男子・女子ともに、明らかに見えた傾向は、

・新設校とMARCH附属校を除くと、偏差値55以上のゾーンに、早慶上理や国公立大に強みのある高校が並ぶ

ということでした。


偏差値55というのは、全体母数に対しておよそ上位30%なので、これも決して容易ではないものの、途方もなく高い、というほどでもない数字と言えるんじゃないでしょうか。


以前、「東大に強みのある学校」はサピックス偏差値60以上、ということも記事にしました。



このサピックス偏差値60は、四谷大塚偏差値にすると偏差値65くらいになります。実に10違うものの、この偏差値10の差は、大学受験まで簡単にチャラになってしまう可能性があることは、以前、駒場東邦と攻玉社の合格実績を比較した記事でお話ししました。



こうして見た時に、「どうしても我が子を東大や国立医学部に入れたい事情がある家庭」はサピックスのα死守に血道を上げることに一定の妥当性がありますが、「早慶狙うならチャンスさえあれば」という感覚であれば、志望校への見方も一定冷静になってもいい話のような気はします。


1つでも偏差値上の学校を、というよりも、偏差値55以上のゾーンの中で、


・校風が我が子に合うか

・どんな行事、部活があるか

・制服がどんなか

・共学か、別学か

・学校の規律や方針が強いタイプか、むしろ個人に任せるタイプか

・学校の方針が強いタイプなら、どの方向に強みを持っているか。(グローバル教育?理系教育?思考力系?受験学力?道徳・規範?)

・我が子が「鶏頭」型か、「牛後」型か


なんてことをじっくり見て、合うところを吟味していく、本人とも話し合っていく、ということの方が、結果的に大学受験にもプラスに働くんじゃないでしょうか。