エアコンでない涼しさ
住環境アドバイザー上郡清政(VOL5329)
本日のテーマ 「エアコンでない涼しさ」
連日“危険な暑さ”と報じられています。
もう~「窓を開けて寝る」なんて無理でしょうね。
すると、どうしてもエアコンに頼る。
でもエアコンに頼る暮らしでは、困りごともあるのでは?
「エアコンの風が大嫌い!」
と、おっしゃる方はけっこう多いです。
けれど、その心配が要らない家があります。
オススメしているこの家に住んでいる人は、
と、言ってくださいます。
私は、その涼しさを得ようと家を一つの部屋と捉えてきました。
そして、できるだけ春先の“ヒンヤリ感”を多く残す工夫をしてきました。
『冷暖房器具に頼り切らない暮らし』
つまり、断熱性能・気密性能を追求してきました。
その追求の中で実体験し、気付いたのが『木』の特性です。
ポイントは、この2つ。
基礎から家全体を乾かす。
木を乾かして特性を引き出す。
木は乾いていれば調湿・蓄温作用、
そして高い耐久性と高い断熱性能が現れます。
さらに、土台・柱・筋交い・内装下地材など、
家中すべての物をうまく利用するのです。
すると、冷暖房器具に頼り切らない生活空間はつくれます。
去る7月29日の最高気温38,1℃の時、
この日の夕方、西日が当たる外壁温度を測定。
なんと72,4℃。
以前にも60℃台はありましたが、70℃台は初めて。
その西日が当たる部屋の内壁を測定。
30,1℃。
外壁と西側壁面温度の差は約40℃。
他の部屋より少し温いですが、凄い効果が現れています。
もちろん、この部屋にもエアコンは備えていません。
この部屋で寝る時、出入りの建具で調整すれば寝られます。
さらに有意義な特徴ある構造。
水を吸わない断熱材を挟んで2つある通気層。
これらが、空気溜まり・湿気溜まりをつくらないのです。
後に出てきますが、家の性能はココで決まり。
そして、さらに工法と使用材料、家の使い方。
これらがとっても大事。
それらが揃うと、夢のような生活空間が誕生します。
しかし、この工法・効果を知る人は、まだ少ないです。
この家づくりを能登半島に持って行きたい。
そして、少しでも多くの人に役立てばと思います。
私が所属する『NPO法人 住まいの環境研究所』は、
『SDGsひょうごフィールドパビリオン』に認定され『大阪・関西万博』出展。
女性の方に、この本をプレゼント。
学んでみませんか?
【参考】どこにも無かった、誰も知らなかった『住み心地一番の家』
VOL5329