”七夕ラッキーセブン” 優しさを失わないで…ウルトラマンAの言葉
女優の星光子さんの七夕の願い事は
「ウルトラマンが未来永劫、世界中の子供たちに愛され語り継がれて行きます様に!」
『ウルトラマンA』が世界中の子供たちに愛されていくということは
この番組の最終回のAの言葉。
「優しさを失わないでくれ、その優しさが何度裏切られても」が伝わっていくことになります。
今回、参議院選が公示されてからつくづく感じること…
その前に世界のたくさんの国でその排外的なことが起きること…
これはたぶん多くの人が「優しさが裏切られた」、あるいは
「こちらには優しさが足りないからそちらのをもっとよこせ」と
感じているからなのでしょう。
『A』の言葉通りに生きるのはとても難しい…でもこういう時こそ、
優しさを忘れてはならない気がします。
例えば…生まれ育った国を離れてこの国へ来た人たちに対して…
その事情は様々で個別には「ご希望に添えない」ことも
あるでしょうが、かたまりで捉えてどうこういうのはまずいと思います。
私は海外からではないが、高校卒業後、信州から上京しました。
その時通った学校、勤めた会社等で生まれながらに首都圏で育った人、
つまり実家に住んだまま、学んだり働いている人々の自分へ向けられる
先入観と自分自身の実感のずれを強く感じていました。
つまり田舎から都会へ出てくる娘というものは何か華やかなことに
あこがれてくるらしいが、都会の生活は甘いものではない、
実家へ戻ってそこで働いた方が安全だし、金も貯まるではないか…
だから帰郷すればいいのにね…
と周囲の都会育ちの人からは思われていたようです。当時、
日曜学校のリーダーをしていた教会の神父様から
しみじみと「田舎に帰りなさい」と言われたのは忘れられません。
この神父様ご自身は東北地方出身とのことで…つまり
僕には神父になるという軸があったけど、女の子はね…という
意識ですね。それも絶世の美女とか、最高学府の大学に入り、
一流企業の総合職になれるような優秀さがある女性だったら
またちがうのかもしれませんが、私はそういうものがありませんから。
でも私がこの道を選んだのは華やかさにあこがれた?とかいうより
もっと切実なもの…それをなかなかわかってもらうのが難しいのですね。
結局ほぼ故郷を捨てる結果になりましたが、育った家で虐待を受けていた
わけでも、いやな人ばかり住んでいたところだったのでも
ありません。それでもこうするしかありませんでした。
自分が自分でいるために必要でした。
そのあたりはまたの機会にお話するとして…
ともあれ日本人の間でもこういうなかなか埋まらない溝があります。
ましてや海外から日本に来る人々、特に事情を抱えて移住
する人々に対して十把一絡げにして考え、決めつけたりするのはいかがなものかと。
私は上記のような経験をしているので、故郷を離れて暮らしている人に
ついては国内外からに関わらず、「どうしてここへ住むことにしたの?」とは
訊かないよう、心がけています。「どうして」という問いかけにはかすかにですが否定の響きが入ることがあるからです。例えば「どうして東京へ来たの? 信州なんていいところじゃない?」みたいな…確かにいいところですよ。
観光地となっているところはね。
もちろん相手が訊かなくても自分から話してくれる場合は聴きます。
ともあれ田舎から出てきたこれといって優れたところもない、それどころか
人によってはいやがる変わったところがある私が何とかやって来られたのは、未知の場所へ入ってきた私に、まずは優しく温かい視線を注いでくれる
人々がいたからです。
だから完全にするのは難しいけど『ウルトラマンA』の言葉通りに
したいと思っています。大げさにいうと少しでも世界をよくしていくには
これしかないと思うのです。
もちろん無理だったこともありますよ。つきあった男の両親とか、
ストーカー風来店客とか。
でも…旅行で来たにしても、やむにやまれぬ事情にせよ…
この国へ来てくれた人々には…自分の語学力が及ぶ限り、
優しくありたいです。その語学力があまりなくて申し訳ないのですが。
今日、この考えに近い傾向のある政党と候補者に期日前投票を
して来ました。
今まで仕事やら介護等などにかまけて太平の夢?を
むさぼっていたその報いはつらいものだと感じています。
でもこれからでもできることはやっていくつもりです。



