東京国立博物館『大覚寺』『拓本のたのしみ』
既に終了している展覧会で恐縮ですが、3月12日、父の訪問治療の手続きのため、有休をとったので、午後、東京国立博物館の特別展『大覚寺』を鑑賞しました。たまたま100円引きチケットが手に入ったのですが、それでも高いからどうしようかと思ってはいたのですが。
会期終了間近ではありましたが、雨の平日だったせいかすぐに入場できました。
仏像で一番心を打たれたのは目玉の五大明王ではなく、愛染明王坐像。
水晶がはめられている眼が澄み切っていて力があり、怒りの像なのにずっと眺めていたくなるのです。愛染明王は愛欲などの煩悩を昇華して悟りに至らせる仏とのこと。例えばですが、好きな人が振り向いてくれない時、それでもあきらめきれなくてストーカーみたいなことをしてしまいそうな時、そんな苦しみの中でこの愛染明王の眼を見るとたぎる思いが抑えられ、楽になれるような気がします。
この像にひきつけられたのは私だけではないようで、ネットで検索すると沢山の方がブログなどでこの像の目力について書いています。写真撮影禁止で絵葉書も売っていませんでした。大覚寺で一筆箋を売っているようです。
愛染明王について本などでもっとよく知るべきかもしれません。
展覧会の利点はその仏像がある寺に行っても見られない左右や後姿、
足元などの細部が見られること。五大明王の一つ降三世明王像に踏まれている左側の人が眠っているみたいであまりつらそうじゃありませんでした。
それからこの展覧会で見ておこうかと思ったのが源氏ゆかりの刀、
『薄緑<膝丸>』と『 鬼切丸<髭切>』、あまり刀剣には興味がないのですが、我が家は何となく源氏の子孫かな?と思っているので(笑)。その根拠は源氏の地と言われる信州の出あることと家紋が丸に笹竜胆であるということだけですが…。まあ先祖の名刀?を見たご利益はこれから現れる?かもしれません。
『薄緑<膝丸>』には専用のHPがあります。
https://www.daikakuji.or.jp/usumidori-hizamaru-official/
髭切の写真はこちら
第4章は撮影が許可されていました。
狩野派の『牡丹図』、『紅白梅図』もきれいですが、キンキラキンすぎて
家の壁紙にはしたくありません(笑)。
板戸に描かれた芭蕉、こんなのがあったら観葉植物は買わなくていい?
『鶴図』も声が聞こえそう…
『野兎図』も可愛いですね
この展覧会でいちばん家にほしいのはこの『雪景山水図』。ちょっと寒そうだけど、楽しいお話をしていそう。
扉の下の山水図も寝転んで眺めていたいです。
襖絵の『竹林七賢図』もすてきですが、夜になるとしゃべりだしそうで
ちょっと怖い?
ちなみに『竹林七賢図』はこの後に行った東洋館の『拓本のたのしみ』でも
明の王純の掛け軸が展示されていました。
この東洋館の展示は仕事関係で上司に見ておきなさいと言われたもので、
拓本などはあまりよくわかりませんが面白いと思ったのが青銅器に梅や南天を生けている『歳朝清供図軸』。
青銅器って生け花に使えるのですね(笑)。



















