「崩壊、あるいは異邦人」ダンス公演-鈍色の光の彼方へダンスする-
12月7日、浮世絵灯籠を見た後、中野のテルプシコールで舞踏公演『崩壊、あるいは異邦人』を観賞。

劇場への行き帰りに中野駅レンガ坂通りのクリスマスイルミネーションを楽しみました。

テルプシコール様サイト
https://www.studioterpsichore.com/day.html
「崩壊、あるいは異邦人」ダンス公演-鈍色の光の彼方へダンスする-
出演:木部与巴仁 芝崎健太 秦真紀子 藤井マリ(五十音順)
照明:早川誠司 / 音:望月隼人 /
企画:moonfish art (藤井)

出演者の一人、藤井マリさんからいただいたチラシの言葉。
幼い頃眠れない夜に宇宙のことを考えた
宇宙には果てがあるの
果ての端から落ちたらどうなるの
落ちた先にはまた違う世界があるのだろうか
果てを目指して旅を続けている(以下略)
上記を読んで自分が子供の頃は宇宙の果てではなくて、死んだらどうなるか
が気になって眠れなくなったことがあったのを思い出しつつ、ステージを
鑑賞。

はじまりは木部氏、秦氏、藤井氏がコートを着て現れ、フロアをあちらこちらへ歩きます。女性たちの頭はマフラーで覆われています。まさに旅する人々。
コートとマフラーを取った三人がさまざまな動きをしている…三人の踊り手が正面で一人ずつ踊る場面がありました。テルプシコールで男性の舞踏を観るのは初めてだったのですが、木場氏の舞踏はとても見ごたえがありました。脱いだレザーのコートを床にたたきつけるような動き…あれは何かへの抗議?
途中からから黒のスーツの芝崎氏が現れ、今までの三人を支配するような、あやつるような動作をします。他の三人がぐるぐるとまわりながら退場…まるで流しで水道から水を出すと、ものがくるくると回りながら排水溝へ行くような動きが見事でした。
途中からから黒のスーツの芝崎氏が現れ、今までの三人を支配するような、あやつるような動作をします。他の三人がぐるぐるとまわりながら退場…まるで流しで水道から水を出すと、ものがくるくると回りながら排水溝へ行くような動きが見事でした。

パンフレットにある出演者たちの言葉
誰の中にも棲んでいる異邦人がゾロゾロ集まってきて舞台に紛れ混む、もしくは
じっと見つめる、それもいいな(藤井マリ)
旅先では異邦人になる、孤独と解放感、見知らぬ風景と透明な時間、ダンスは旅、
今日も異邦人になる(秦真紀子)
外国にいる時の不安や面倒臭さ、同時に得られる気楽さ。街の看板は半分読めるぐらいが
ちょうどいい(芝崎健太)

まさに「異邦人」として旅している心持を感じる舞踏でした。誰の中にも、私の中にもいる「異邦人」に向き合い、わかりにくいのは承知の上でその言葉に耳を傾ける必要があるのでしょう。
テルプシコールの行き、帰りに中野レンガ坂のイルミネーションを楽しみました。





