横浜トリエンナーレ2024 家にほしくなった絵
またまた話はさかのぼりますが5月4日、横浜美術館で
『横浜トリエンナーレ2024』を鑑賞いたしました。
巨大バッタの出た2001年には行きましたが、その後は行っていませんでした。今回は中国の作家魯迅の作品、思想がモチーフと聞いたので
見たいと思ったのです。
今回の展示の中で「家にほしい」と思ったのはリタ・ジークフリートの作品。
居心地のよさそうな室内から見た雪景色。でも大きな葉のついた枝がちょっと不思議。観葉植物? 題はツィマーリンデ。地名?
これは『突破口』という題。一緒に行った友人も眼をみはっていました。
今回見た中で一番好きなのはこの『隣の家』。ジークフリートはスイスの人。
ただなんとなくこの庭の踏み石の並び、家の作りなど日本の家みたいな
気がするのですが…スイスにもこういう庭はあるのでしょうか?
『隣の家』とはこの手前の犬が座っている家なのか? 木立の向こうに見える
窓の家なのか…私はなぜだかわからないけど、子供のころ、こんな光景を
見たような気がします。
他に家にあってもいいなと思うのが児島善三郎の『薔薇』
川西英の『画家の庭』も好きです。
『画家の庭』の説明はこちら
一緒に行った友人が熱心に見ていたのがオズギュル・カーの『ヴァイオリンを弾く死人』動画です。
家にほしくないけど(笑)迫力の作品です。
これも家にほしいというものではないけれど、見ていて心地よかったのが
フランスのエリーズ・キャロン&ファニー・ドゥヴォーのシーツを中心に布を使った作品。
日中の版画交流のキーパーソン、李平凡の『華僑小学生』
ガラス越しだからよく撮れてないけど魯迅が中国に紹介したドイツの版画家
ケーテ・コルビッツの作品。
写真撮影禁止だったのですが、魯迅に影響を受けた日本の画家
富山妙子の作品展もすてきでした。この画家については
いずれ本を探して読んでみようと思います。