個室に入りたがった父―私は毒娘?
ブログに書きたいことはたくさんあるのに、なかなか気持ちと時間の調整ができませんでした。
3月末に脳梗塞で入院した父は、おかげさまで連休明けに退院しました。家の中での生活は病気の前とあまり変わらないまでに回復しています。今回の入院で大変だったのは個室の問題。
この病としては軽症でしたので一週間ちょっとで急性期が終わり、リハビリ病棟へ。そこでたまたま病院の都合で個室へ入れられた父。病院側の理由ですからここは差額ベッド料は生じないのですが、大部屋が空いて移ることになった時、父が私の勤め先に電話をかけてきて「このまま個室にいたい」と言うので、あせりました!
自分の希望で個室にいるとなると差額ベッド料がかかります。
それが一日21000円、軽症でも一か月は入院するとなると…。
父は電話で必死で「金の問題じゃない、いざとなったら定期を解約してもいいから」と訴えます。でもホテルのように一泊じゃなくて一日21000円です!
確かに父の貯えで払えない額ではないけど…でも、でも金の問題じゃないかもしれないけどやはり金の問題。
幸か不幸か、父の訴えは病院側にも歓迎されず、おそらくその個室に入ることが決まっていた患者がいたのでしょう。なんとか説得して大部屋へ移してくれたみたいです。それでも退院時の支払は25万円ほどになりました。
ネットで調べてみたら、父が入った病院は同じ県の中でも個室の差額ベッド料が特別高い方のようです。だから空きがあって入院できたのかしら? 数千円で個室が利用できる病院もあるようです。再発した時のために研究しておかなきゃ。
知らない人と一緒の部屋へ行くのが不安だという父がかわいそうでした。父は恵まれない子供時代を過ごした人間です。だから人生の終着駅近くに病院の個室に入るぐらいのことは、とはいえ、我が家の家計では…個室で一月過ごした場合の金額を計算し、私はついつい思い出してしまいました。子供の頃、何かがほしいとか、何かがしたいとか、どこへ行きたいとか言った時、家族から言われた言葉。
「うちにはそんなお金はありません」
「金の問題じゃない」って。それならどうしてもっと教育費をかけて育ててくれなかったの?(笑)そうしていたらもっと収入のいい仕事についてあなたを個室に入れてあげられた…かもしれないのに(笑)
私って毒娘ですね。 上の写真は4月に公園で見かけた八重山吹。
信州の、私が貧しく育った家の裏にもこの花が咲いていました。
