戯曲?アルバイトの面接(ウルトラゾーン風)その2 ヴァルドン星人驚異の知性  | 実以のブログ

戯曲?アルバイトの面接(ウルトラゾーン風)その2 ヴァルドン星人驚異の知性 

ヴァルドン宇宙人:あの時テレビに映ったのは私の伯父のトマスです。今では私たちが侵略しなくても地球が危なくなってしまいました。

キミエ:本当、M○○とかT▽▽とかウ○ト×警備隊とか、それで足らなきゃ巨大ヒーローにに平和を守ってもらえた頃がなつかしいですね―(履歴書を読んで)、人目につきやすいルックスではなく、知性と教養を生かせる仕事につきたいとは立派な志ですね。それからずいぶん語学が御出来になりますのね。英語に中国語、韓国語ばかりかイタリア語にフランス語にロシア語にモンゴル語にチベット語も……。




ヴァルドン、視線を本棚に向け、眼から光線を出す。本棚に並んでいる本の一冊がひとりでに抜けて、ヴァルドンの手元に飛んできてテーブルの上で開く。キミエとメイファン、眼を

まるくして驚く。




ヴァルドン:はさみ状の手で、店頭の仕事ができるかどうかと思っておられるでしょうが、このように目から出す光線で物を動かすことができます。レジやコンピューターは眉間から出す光線で操作できますから。ペンを操作して領収書だって書きます。



ヴァルドン(本を開いて眺める)


ヴァルドン:ほう、これはカマシ族に伝わる人生訓ですな。「男も女も美を保ちたくば欲をつつしむべし」

キミエ:カマシ文字もお読みになれるんですか!?

メイファン:世界でカマシ文字が読めるのは日本じゃアセダ大学の松山先生だけだし、世界でも他にアメリカのハンバート大学のクリステル教授とイギリスのアップスコード大学のベイマー教授だけのはず。




ヴァルドン、本棚のやや大型の本が並んでいる一角に目からでる光線をあてる。すると

一冊の本がそこから抜けてヴァルドンの手元に飛んできて開く。中には古代文書の大きなカラー写真。



ヴァルドン: ひとときの祭りによりて民のまことの幸せは得られず……。

キミエ: そ、それは古代セリカ文字…何世紀も解読されなかったのを、去年亡くなった文化功労者の石田奈津男先生が生涯をかけて研究してやっと―。

ヴァルドン: もともとセリカ文字を制定したのはセリカ帝国の二代皇帝に登用されていた私の祖父のサイラスです。石田先生のグループも我々一族に相談してくれたらよかったのですが。