大物俳優とのクリスマス | 実以のブログ

大物俳優とのクリスマス

  カトリック系女子大学の学生だった頃、修道院のクリスマスミサに参加した時のことです。

 近所にお屋敷のあるスター俳優が、聖堂の最前列に奥様とお嬢様と三人で座っているのに 

 びっくりしました。 

  ミサが終わった後のパーティにも参加してシスターや学生と談笑しています。テーブルの上には

 「○山の△さん」(その方が当時出演していた連続時代劇の題)をチョコペンで書いたクリスマスケーキが

 あり、奥様が手際よく切り分けてくれました。それが大変おいしかったので、私は奥様にどこで買ったのか

 たずねてしまいました。三笠会館のものだとか。

  でもその俳優さん本人には話しかけることができませんでした。「***侍視てました!」と言い、

 めったに直接おめにかかれない方に会えた喜びを表して、 話しかけたり、おしゃくをしたりしている

 学生たちもいましたが。私も本当はたずねてみたかったのです。「いったい何を求めてここに

 いらしたのですか?」と。

  後でシスターの一人が話してくれたところによると、この俳優夫妻は奥様が妊娠してもすぐ流産して

 しまい、長い間子供に恵まれなかったそうです。この時連れてきていたお嬢様ー当時小学校の高学年

 ぐらいでしたーを身ごもっていた時、ちょうど前ローマ法王のヨハネ・パウロ2世が来日しました。奥様は

 テレビの画面に映った法王に向かって「どうかこの子は産ませてください」と祈りました。その結果無事に

 出産することができたので、夫妻は信者にはならないまでもカトリックには親しみをもっていたのでしょう。

  俳優でもスポーツ選手でも作家でも、有名な方というものは、このクリスマスのように仕事ではない時に

 私たちのような一般人に会った時、どう接してほしいのでしょうか?ちやほやして握手やサインや写真を

 とらせてもらうことを求めた方がいいのでしょうか?それと普通の人が普通の人にするように淡々として

 いた方がここちいいのでしょうか?

  それはその人にも、その場によってもちがうでしょうね。