トア 始まりの日2021年8月11日 | 12猫12色(Saga_cats 3rd season)

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我が家の猫さん(2023年10月現在12猫さんです)と、これまで出会った猫さんをのんびりご紹介しています。

 こんばんは。sumです。

 

 

 今日は、トアくんの家の子記念日です。

 えっと、トアくんのエピソードを紹介すると、また時系列がわからなくなるんですけど、とりあえず、記念日なので、先行して公開です。

 これまでの記事からはつながらない部分もあるのですが、補足はまた後程ということで(*'▽')

 

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 2021年8月11日。

 調子がイマイチで仕事を休んでいた日の朝、配偶者さんがポロっと言葉を発します。

 「子供の家の近くで猫さんが鳴いているらしいんだけど・・・。」と。

 

 

 聞けば、少し前から猫さんが鳴いているらしいとのこと。 

 ふっと、それは子猫なのかもしれないと思い、また、この頃は雨がひどく降る予報だったので、もし保護できるのなら保護しようと思い、子供さんの家に行ってみます。

 

 

 そしたら、確かにかなり大きな声で鳴いている子猫が。

 それなりに大きな体をしていたので、生後2か月くらいだと思われました。

 しばらく前にお母さん猫と一緒にいたところを目撃されていたらしいのですが、最近お母さん猫が来なくなり、子猫だけになったとか。

 

 お母さん猫は数日前にも、ふっと顔を出したらしく、これはきっと独り立ちさせる儀式なんだなあと思いつつ、交通量の多い道路も近いので、保護することに。

 

 

 んがしかし、野生の子猫は思いのほか抵抗が激しく、ご飯やちゅ~るやおもちゃで釣るも全く反応なし(当たり前なんですけど。)。

 追いかけてもすばっしっこく逃げ回り、ロストしそうになります。

 捕獲機なんて気の利いたものは持っていないので、人海戦術で子猫を追い詰めることにしました。

 

 

 途中で、子猫のことを気にかけていたご近所の男の子と共闘し、虫取り網(笑)で、猫さんを追いかけます。

 最後は、エアコンの室外機の下に隠れていた子猫を、虫取り網で押さえて、私の手に握って確保ができました。

 

 

 しかししかし、野生の子猫は全力で抵抗します。

 私の左手の人差し指の第二関節あたりをマジ噛みし、私は出血しながらソフトケージに子猫を押し込んで、確保終了です(;'∀')

 

 

 

 

 

 画像の日付は2021年8月11日。22時頃のトアくんです。

 めっちゃ細いですわ。

 

 

 

 

 同じく画像は2021年8月11日。

 確保した後は、あれだけ鳴いていたのに静かなものでした。

 

 

 同じく、2021年8月11日のトアくんです。

 おすましして、余裕がありますね(;'∀')

 

 

 

 

 

 翌日である2021年8月12日のトアくんの動画です。

 まだ確保したばっかりで、目ヤニとかそのままですね。

 もう、なんだか馴染んでいて、めっちゃ手を出してくるのはなぜなんでしょうね(笑)

 

 

 トアくんの検査が終わるまでは、先住猫さん達と同居させるわけにはいかないので、ケージの中での別居生活が始まります。

 

 

 

 

 こちらは、その時の先住猫さん達の様子です。

 もう興味津々でした。

 一応、気を使って、先住猫さんがいる場所からは離れた場所にケージを置いたのですが、やっぱりすぐに気づかれました(;'∀')

 なお、リュウくんは、現実逃避中で見に来ないのです(;'∀')

 


 

 

 

 ちなみに、私は、念のため病院に行ったのですが、生まれて初めて破傷風のワクチンを接種しました。

 いや、そんなに大事ではなくて、念のために行っただけだったんですけどね。そういうものらしかったです。

 数日は、カットバンを貼ったままでの生活だったのですが、初めて猫さんに噛まれた気がします。

  

 わかりづらいんですけど、その時の左手の人差し指の様子です。

 気持ち、腫れているんです(;'∀')

 子猫といえども侮れないのです。

 

 

 

 

 これは、今日、2022年8月11日のトアくんです。

 すっかり大きくなりました。

 先住猫さんと同居を開始した時には、先住猫さん達への圧力がすごく、「黒い悪魔」の異名を得たのですが、本当に、生意気というかわが道を行く猫さんです。

 

 

 

 

 カメラを向けてもこんな感じです。

 物怖じしないというか、良い意味でマイペースです。

 

 

 保護するまでは思いっきり鳴いていたのですが、我が家に来たとたん、全く鳴かなくなりました。

 声が出ないわけではなく、トアくんは意識して鳴かないようなのです。

 

 

 思えば、鳴いているのはお母さん猫を探しているためような気がしました。

 保護までの際には格闘しましたが、回収後すぐに毛布を与えてお腹いっぱいご飯を食べさせたら、なぜか全然鳴かなくなったのです。

 

 

 初日から馴染んでくれたとは思っていないのですが、トアくん的には安心してくれたのかもしれません。

 今でも、抱っことかすると「フガっ」とか「ブグっ」とか猫さんの鳴き声ではない声を発します。

 彼の中では、声を出して誰かを探す必要はないと思っていてくれているのかもしれません。

 

 

 

 

 横顔はこんな感じです。

 私は、こんなにはっきりとアンシンメトリーな顔の毛色は初めてでした。

 これまでの猫さんたちは、大体、シンメトリー(左右対称)な顔の毛色をしていたのです。

 なので、トアくんを見たとき、とても新鮮だったのです。

 

 

 

 

 トアくんの全景はこちら。

 見事に甘やかして育てたので、ものすごく大きくなりました(;'∀')

 もう、なんでも食べるんですよ、ほんとに。

 

 

 

 

 こんな感じです。

 

 

 

 

 上から見るとこんな感じですね。

 サバシロの毛色が、結構圧力があるというか、まるで毒がありますよと主張しているようで、慣れるまでは少し違和感がありました。

 外猫さんとかで見慣れているはずだったのですが、家の子になるとやっぱり違うようですね。

 

 

 

 

 

 トアくんの初めての病院とか、先住猫さんとの同居訓練のエピソードはまたお伝えするとして、ここでは、トアくんの名前についての解説を。

 

 

 

 我が家の猫さんは、一部を除いて聖悠紀先生の漫画「超人ロック」のキャラクター名を拝借しています。それは、ある意味、私のこだわりでもあります。

 でも、個人的には、登場人物以外でお気に入りの名前がありましてね。

 

 

 それが作品中に登場する惑星の名前なのです。

 それは、「トア」と「セレン」です。

 

 

 詳しいエピソードは、お近くの超人ロックファンの方か、エピソード「冬の惑星」を参照していただきたいと思いますが、この「冬の惑星」のエピソードの中で、新しい開拓惑星として発見され、希望の星として物語の最後に登場する惑星の名前が「トア」なのです。

 

 

 何となく、あくまでも何となく、この子猫に希望に満ちた猫生を送って欲しいと思った私は、これまでの「超人ロックの登場人物から命名するルール」をあえて外して、「トア」を選択したのです。

 もちろん、登場人物での検討もしたのですが、イマイチしっくりこなかったのですね。

 

 

 

 

 ちなみに、これがその時に、検討した直筆のメモですね(笑)

 今見ると恥ずかしい限りですが、思いつくままキャラクター名を書き出していたのです。

 「超人ロック」という作品をご存じであればおわかりいただけるのですが、それぞれのキャラには深い関係性を持つ別のキャラが登場することも多く、なかなか単独のキャラが少ないのです(全然書き出したキャラが足りないじゃないか、というご意見があるかもしれませんがご容赦ください。これくらいしかパッと思いつかなかったのです。)

 

 

 後は、先住猫さんと音が似るのも避けました。

 (そういう意味で「リューブ」が選択肢からはずれたりしています。)。

 あと、主人公クラスの名前も、恐れ多くて付けることができないのです(;'∀')

 なので、書き出しすらしていません。

 

 

 そういう諸々を考慮して、最終的に「トア」にしたのです。

 トアには、これからも、希望に満ちた猫生を送ってもらいたいと思っています。

 我が家に来てよかったと思えるように、共に生きていきたいと思っています。

 

 

 

 そして、もし、いつか、1人の女の子の猫さんを保護することがあるのなら、「セレン」と名付けてみたいと思っているのです。

 

 もちろん、別の有力な候補もあります。でも、私は「セレン」という音に響きが好きなのです。

 

 

 いつか、そんな日がくればいいなと思っていながら、この1年後には大量の猫さんが増えることになるのですが(;'∀')

 人生とは不思議なものですね。

 

 ということで続きます。