無痛分娩③ | 非日常は日常になる〜妊娠・出産、育児で感じること〜

非日常は日常になる〜妊娠・出産、育児で感じること〜

2015年7月、鉗子分娩にて長女出産。
子どもは望んで産んだけど、産後がこんなに辛いなんて聞いてない!
分娩の状況や、お世話もままならない産後の生活、その時感じた気持ちをありのままに綴っています。何かのお役に立てれば幸いです。

予定日。日曜日。

下着に茶色い大きなシミを発見。
破水か?と思ったが、自覚症状はない。
念のため、病院に連絡を入れると、来てくださいとのこと。
痛みもないし、帰されるかもねーと家族全員で入院用意を持ち、病院に向かう。

が、予想に反して内診してから破水はしてないけど4センチ開いてるとのことで、入院準備をさくさくと進められ、陣痛室に入れられて、そのまま麻酔の管を入れることに!

えっまだ全然、痛くないんですけど??!陣痛の痛み、全くないよ?

たしかにすこーし痛い気がするけど、、痛みってこんなもんじゃないよね?全く産まれる気がしないんだけど。

あれ?あれ?と言ってると、経産婦は本当に進みが早くて急に来るから、管を入れておかないと、麻酔入れるの間に合わないよとのこと。

ただ助産師さん曰く

あなた我慢強そうだから、無痛分娩じゃなくても産めちゃいそうねー!笑笑
本当に痛くないの?定期的に張ってきてるわよ?

…いや、もう陣痛の痛みはいいです、麻酔したいですお願いします笑笑

ってなわけで背中に麻酔を入れる管を通すことに。

横向きに寝て背中を丸めて…いよいよ管を刺します!
看護師さんががっちりホールドしてくれたから安心。

管の入れ方は母親学級で映像で観てたし、先生や看護師さんが今○○してるよー等教えてくれるので、特に怖くもなく。
情報をきちんと知っておくのは大事だな。

そのまま陣痛が来るまで、病室で待機することになった。お昼の時間だったので、お昼ご飯を食べ、そのままおやつの時間になったころ…
痛みが増してきた。痛みが増してきたら分娩室降りてきてねと言われていたのだが、

おやつのあんみつをどうしても食べたくて、いててててと言いながら完食笑笑

そろそろ向かうかーと立ち上がると、痛みの波がゴゴゴとやってきて、休み休み分娩室に向かった。

もう少し陣痛が強くなるまで待とうかとも言われたが、麻酔が効いてくるのにも時間がかかるので、薬を入れることに。

ヒヤーっとした感触が、背中に入ってくる。
そのまましばらく左を下にして、効きを待つ。
その後、麻酔を行き渡らせるため、右を下にしてまた待つ。
物理的やな。。
管が抜けないようにしっかり刺さっているとは言え、動くには少し不自由な感じ。

しばらくしてから効きのテストをするために、保冷剤を当てるという。

手で触るともちろんキンキンに冷たい。
おなかの付近も、冷たい。
しかし、腿のあたりに当てられると…

冷たくない…!
すごい!麻酔すごい!

興奮するわたしに先生も助産師も笑っておった。

痛みの波は感じるのだが、激しい痛みではなく、キタキタキター…あー引いていったーーあーキターの繰り返し。

気持ちが悪くないか、口の中が鉄のような金属みたいな味がしないか、都度確認があり、順調に麻酔は効いてきていた。

わたしが元気なので、ほかのお産にみんな行ってしまい、ほとんど放置されることに笑笑
カーテン隔てて苦しんでいる声が聞こえてて、頑張れー頑張れーと心配するくらいの余力があったのである。

全くの無痛ではないが、いきむタイミングがわかるくらいに調整された薬の量、、

さすが、老舗!と感心。

子宮口全開まで、のんびりと過ごせて本当に良かった。

子どもを両親に預ける時も、落ち着いていたし、子どもともきちんと話すことができたし。

子どもを預けてからは旦那と談笑したり、妹とLINEしたり。
こんなにほのぼのできたのも、薬のおかげだ。