ミスチルライブで起こったこと | 非日常は日常になる〜妊娠・出産、育児で感じること〜

非日常は日常になる〜妊娠・出産、育児で感じること〜

2015年7月、鉗子分娩にて長女出産。
子どもは望んで産んだけど、産後がこんなに辛いなんて聞いてない!
分娩の状況や、お世話もままならない産後の生活、その時感じた気持ちをありのままに綴っています。何かのお役に立てれば幸いです。

ミスチル好きな方は良ければどうぞ💕

今日は長いですよー(笑)





ミスチルの25周年ライブに行くことができた!

私ミスチル大好きなの。
妊娠中からずーーーっと行きたくて。
埼玉アリーナかなんかのライブが映画館で一斉生中継するのがあって、その時は臨月間近で、映画館と言えどもとやめといたら?とやんわり反対にあい観られなくて。

そのまま出産子育てに忙殺され、、
出産直前にアルバムが出て、めっちゃ聴き込んで、授乳しながらstarting over聴いてなんかもうわけわかんない涙がいっぱい出たな。。

ミスチルはライブを結構してたので、くそーーーなぜ今なんだ。。いつかは行ってやる。。と思っていたの。

今回も見送るつもりでチケット申し込みはしてなかったのだが、たまたま知人が2枚譲ってくれて旦那と行けることになって。

子どももちょうど断乳後、かなり預けやすくなっていたし、いいタイミングだったのかもしれない。
満を辞してのライブが25周年アニバーサリーとは!いぇーーーい!(←直前まで気づいてなかったけどね!笑)


さてさて。

内容はもう。
出血大サービス!という言葉がふさわしい。
いわゆるミスチルを代表するヒットソング、それもライブではあまり歌わないレアな曲をたくさん歌ってくれたのです。
もうお腹いっぱいですよ桜井さん。。
旦那は後から、Cross Road 、innocent world 、Tomorrow never knows  を連チャンで歌ったため、このあと解散するのかと思った。。と言っておりました(笑)


私ね、小5のとき始めて買ったCDアルバムがAtomic Heartでね。深海とか、ボロボロになるまで聴いて、友達にもめっちゃ貸して。妹もミスチル好きだったから一緒に聴いたりね。
Qからはリアルタイムで聴いてない曲も多かったんだけど、大学入ってからは蘇生にやられて。
うちの大学は体育の時間に持ち回りで音楽持ってくるっていうシステムで、バレーとかしながらずっと音楽かけてるんだけど、みんな高確率で当時のミスチルベスト(骨、肉)を持ってきてて、そこでReplayとか星になれたらとか洗脳かっていうほど聴いて(笑)
誰かの車に乗れば、ミスチルかかるし。
片想いというか微妙な関係の中かかるミスチルはホント震えるわ(笑)楽しいけど。

掌が出た当時、恋愛絡みでもう立ち直れないんじゃないかって思うくらいの出来事があって。その人のことが大好きすぎて、でも一緒にいればいるほどお互いが依存しあってボロボロになってきて。
そんなときにCDショップで延々流れる掌のMVに釘付けになってボロボロ涙しながら立ち尽くしていた。まさに今この状態じゃん、と思ったのをよく覚えてる。
そのままシングルを買ってそのときイヤホンなかったから親に悟られないようにデッキのボリュームを落としてタオルかぶって泣きながら延々リピートした。

テストや受験や、就活の時に終わりなき旅やI'LL BEを聴いたり。

シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌〜に出てくるような女の子になりたいと思ったこととか(笑)


25周年ということは、私の中にもこうやってミスチルが根付いてて、曲にまつわるエピソードも本当にたくさんあって。絶好調に恋してたこととか、辛かったこととか、苦しかったこととかたくさんあるんだよね。と聴きながら思っていた。
恋愛して、選んだ人と結婚して、やっと子どもも生まれた。生活に忙しかったし、幸せも感じていた。
けれど、気づかないふりをして、握りしめていたいろんな感情は、澱のように沈んでいたんだと思う。


それがライブで曲を聴くことで一気に噴出して、大げさかもしれんけど、今までの人生の追体験というか、感情の引き戻し?が起こった。そしてどんどん昇華されてった。

こびりついていた亡霊のような、意識の塊がどんどん抜けていった。握り締めていたのは確かに大切だったけど、もう放しても大丈夫だよ。と言ってもらえたような、ものすごいデトックス、浄化が起こった。いろんなヒーリングやカウンセリング受けてきたけど、、同じようなことがライブで起こったの。

絶対、あの広いドームの中で同じ体験をした人がいると思うんだよね。。相乗効果の浄化。


ヘロヘロになりました。めっちゃ泣いたし。
音と記憶に打ちのめされて。

でも爽快でした。
死にたいくらい嫌なこともあったけど、こんなにたくさんの感情を味わえた私ってすごく豊かだったんだ。と気づいたの。
まるで新しい自分を手に入れたみたいだった。

アンコール、最後の最後で演奏された終わりなき旅は素晴らしかった。

これからもきっとファンでいるだろうし、新曲も昔の曲も聴くだろう。でも、曲にまつわる辛い思い出はもう手放せた。浸る時間も必要だったけど、もう悲劇のヒロインも自分でやめられる。

まったく新しい気持ちで彼らの音楽を聴けると思うのだ。