だが、それから2日後の谷村パチンコランドに僕の送った最終回原稿は掲載されることはなかった。
編集部としては、約束の時間に送らなかったを口実に堂々と僕を馘に出来たからである。
そして、この日僕も谷村パチンコランドを退会した。
……
…
あれからちょうど5年になるのか?
僕は『CRフィーバークィーンの謎ZERO』の広告に谷村パチンコランドも掲載しようと思い、今日の午前中に渋谷の谷村パチンコランド編集部を訪ねた。
だが…その場所は現在テナント募集中になっていた…
本当にサイトの財政は厳しかったんだな…
元々僕は今日のブログタイトルを『谷村パチンコランドを訪ねて…』にする予定だった。
トシ編集長と再会して谷村パチンコランドも広告する?の勧誘だった。
ただし、そこはビジネスとしてあまり考えていなかった。
正直に財政が苦しいと言ってくれれば、いいよ僕とトシさんの仲じゃないか!と無料を考えていた。
僕としては谷村パチンコランドに出来る最後の親孝行のつもりだった。
だが、今日トシさんと会えなかった。
これはパチンコの女神様が、僕たちはまだ会うなと、遠回しのメッセージなのだろうか?
僕にとってはトシさんが再び会いたい人だが、トシさんにとっては僕が
二度と会いたくない人
なのかもしれない…そして、僕は谷村パチンコランドが今日も存続しているのを知っている。
住所が変わったのは、更に広いテナントに移ったからだと信じたい!
だけど、編集部の連絡先を探してまで訪ねる気持ちにまでは、僕もなれなかった。
帰り道…僕たちが二人で何度も打ち合わせしていた喫茶店を偶然通った。
そしてトシさんは決しているはずもないのに僕はここに入った。
この原稿はその喫茶店で書いている。
トシさんの『不屈座さんにはパチンコジャーナリストになってほしいのです』の思い出と語り合いながら…