メッセージの到着時刻は午後1時22分、ちょうど僕が共同印刷と打ち合わせしていた時間だった。
相手は…僕が夕方5時30分に訪ねるはずの印刷会社の専務だった。
メールマナーに反するが、その内容を簡単に言うと、返信が遅くなってのお詫びと、専務が僕にコンタクトを取った理由で、
特に深い意味はない
と、僕にはその語句が強調文字に見えた。
そして出版社様との繋がりはあるもののパチンコ業界とは異なる出版社と言っている。
そして、不審に思われたのでしたら大変申し訳ございませんと言いながらも結びが
急な御来社はご容赦くださいませ。
だった。それは見事な腸捻転だった。
僕はパチンコ業界以外の出版社を紹介してくれと言ってるのに…
そして今日は今日で、貴方への仕事の依頼だったのに…
早とちりというか何というか…どうしてこうなる…
だが、僕も悪いのは突然の訪問だった。
僕自身は、いつでも誰でもどうぞタイプの人間だが、必ずしも相手もそうだとは限らない。
その相手の立場になって物事を考えるのが、これまで僕は未熟過ぎた。
だから、僕は余計なトラブルを自らこれまで招いてきた。
身近なところで言えばアメ限承認がそうだろうか?
僕がもっと人並みの考えの持ち主なら、穏やかな人生を迎えられるはずなのに…
だけど、今年の目標である本活に関しては、一人最後まで諦めず足掻いて大正解だった。
いや、結果が大正解なだけで、その道のりはまさにタイトロープの連続だった。
もしも、失意の日々に僕が打ち続けた機種がフィーバークイーンじゃなかったら…
もしもフィーバークイーンが底の浅いゲーム性だったら…
もしもフィーバークイーンの原稿執筆に5ヶ月以上もかかっていたら…
何か一つでも人生の歯車が狂っていたら…間違いなく僕の本は誕生していなかった。
そして原稿が出来て、導かれるように出会った
パワーホールN専務
SANKYO広報
印刷会社専務
共同印刷課長
特に印刷会社専務は、仕事では縁がなかったけど、人生の橋渡し役として本当に感謝しています。
貴方がいなければ、僕は違う地で見積りをしてたでしょうから…
こうして夜にSANKYOへクィーンの画像使用許可願の文書を作って僕の1日が終わった。
最後に一言
タイトルの確率は統計学上では、317220試合の1回に起こり得るかどうかクラスの奇跡だそうだ。
そう考えてみたら僕一人がこれまで出版社の持ち込みを何度しても上手く行かなかったのがよく分かる。
だからこそ、上記の4人の力を得て僕が打ったボールは…
篠塚のファール(懐かしい~)にならないでね、お願~い♪