そう、3階は禁煙エリアだったのだ。
そうか!それなら1円パチンコの客付きも納得出来る。
禁煙を希望するユーザーは、たったこれだけの人数しかいないということだ。
この光景こそが、渋谷マルハンタワービルの閉店に繋がる答えではなかったのだろうか?
つまり渋谷マルハンタワービルの3階は
赤字階
だったのでは?
改めて倶楽部メンバーから来た書き込みを読み、禁煙エリアを設けてからのマルハン(の稼働)がおかしくなったのをイメージした。
ここで、僕はある禁煙パチンコホールを思い出した。
それは確か大阪の四海棲(しかいろう)グループだったと思う。
このグループは、大阪では知らない人が少ないくらいの有名なホールだった。
このホールが今から10年くらい前だったか
(店内全)禁煙ホール
をグランドオープンさせたのだ。この時、僕は業界人だったかどうかは覚えていないが、このグランドオープンを偶然に知り、その日この店に入ろうとした。
しかし、入れなかった。
理由は…
女性専門の禁煙ホール
だったからである。うわぁ…そこまで徹底するかぁ。
しかし、パチンコのイメージを変えようと思ったら、このくらいの大改革をしなければならないだろう。
だが、このホールは2年後には閉店した。
しかも閉店前には男性客も入れるようになっており
禁煙ホールではなくなっていた…
つまり四海棲グループは、最初のコンセプトを完全に諦めたのだった。
禁煙ホールが市民権を得られなかったのは、実現が早すぎたからではなかった。
その後も、禁煙コーナーや禁煙エリアと言った全国のホール内の仕分けをもってしても
稼働率100%をキープ出来ていない…
そう、この現実こそがパチンコ業界の
光と闇
なのだろう。光はもちろんクリーンであり、ここでは
地域社会から認められるような健全ホール
を意味し、それが実現出来ないからダークに留まる…
パチンコ業界が頭を抱える理想と現実
は、時を経てそして!マルハンをもってしても
克服することは出来なかった
のである。
next