マルハンタワービルの2階のペアシートコーナーを通り過ぎると海と羽根モノコーナーだった。
海コーナーはJapanこそ満席だったが、他のシリーズはイマイチな稼働ぶりだった。
この光景も現代のパチンコ業界の最前線なのだろう。
昔は海シリーズも数種類しかなく、共存共栄と言わんばかりにどの海も満遍なくお客がいた。
だが、今では年に2回以上の新シリーズをリリースして
それこそ乱発と言わんばかり
のホールデビューにより、ついにユーザーも見向きもしなくなったような気がする…
誰の目にも明らかだが
三洋は海を乱発し過ぎ!
だからマルハンの海が満席ではないのは、マルハンのせいではない、と僕は思う。
一方、羽根モノコーナーは見事の一言だった。
何故か?
それは全席稼働の上、8割以上のお客が
持ち玉遊技
をしていたからだ。つまり投資をしているお客さんは少なく、玉と触れ合っているお客さんが大多数なのである。
このような調整は、やはり店の方としても
甘い調整
と言わざるを得ないと思う。
続いて最後のコーナーへ向かった。
最後のコーナーは準新台や定番コーナーだった。
既に多くのホールで稼働割れしているアクセル役モノルパンも満席
アクエリオンや緑ドンも満席で、このコーナーも8割は稼働中という感じだ。
そんな訳で、2階はトータルすると8割稼働だろうか?
ただ、何人ものユーザーとすれ違ったため、この調子だと9割に到達するほどの稼働ぶりとも言えた。
僕は自分の予想と全く違い、こんなバカな!状態だった。
ただ悔しいとかそういう意味ではなく、世間がマルハンタワービルの閉店営業に対して
(設定や調整ぶりに)信頼して来てくれたんだ
と思うと胸がアツくなった。
この光景、一瞥しただけでも今日は来て良かったと思った。
しかし、3階では僕の予想を遥かに越える現実が待っていたことを、この時の僕はまだ知らなかった…
next(明日に続く)