今年の最終戦は再びT-ARAの勝負をすることに決めた。
席がそれしか空いていない理由もそうだが、海物語で自ら好んでいるのがこの台だからだ。
一番最初に惹かれたのはカニ役モノだった。
あれが黄色しか変化しなくても充分大当りに絡むのが嬉しいし、赤になればほぼ貰った~状態だった。
そして不意に当選する16ラウンドの存在。
スーパーリーチハズレと見せかけてのT-ARAラッキーボーナスの存在。
全てが自分にとって完成度の高い機種だった。
そしてあり得ないほどのST連チャン…
この機種に関しては単発で終わる方が珍しいのに…
それが今日はST中のリーチすらかからずだった。
そしてST中も大当りが一度もなしのまま年内が終わろうとしていた。
周りではカウントダウンのアナウンスがあったりとお祭り気分だった。
しかし僕は自分の不調が一体どこから来るのか考え込んでいた。
そして…カウントダウン中にリーチが発生した。
イルカが泡を吐いて出てきたのは四つ葉のクローバーだった。
この演出の意味はスーパーリーチになれば
魚群が発生する
だった。だから8図柄を通り過ぎる瞬間はいつも息を飲んでいる。
頼む!スーパーリーチになってくれ!そうすれば大当りは目前なんだよ。
だが、このリーチはノーマル止まり。
それが普通だから仕方ないと軽い落胆をしていたら数回転後に
魚群が流れスーパーリーチにならずの即当たりになった。
えっ、思わず時刻を確認すると
0時1分…
うわぁ、一分前ならドラマチックなのに…
僕も僕が触る台も空気が読めないよなぁ…
ただ、そんなことよりは連チャンが不発している切実な問題が残っていた。
そう、ボ~っとしてラウンド消化していたらクジラッキーチャンス演出になった。
エエッ…ここで初めて右上のラウンドランプを確認すると16ラウンドではないか!
オオッ、これだよ、この流れなんだよ。
この流れに乗れたら再び連チャンしてプラス領域も見えてくる。
何より電サポが100回転なんだ。さっきコマコマでチャンスを掴んだのだからT-ARAでもしなきゃ…
だが、この当たりもスーパーリーチが一度だけしての時短移行だった。
うわぁ、台よりも僕に問題があるぞこれは…
体調に例えるとあまりにも不条理な展開過ぎる。
時短中も淡々と進みノーマルリーチすら一度もかからない。
まるでフルスロットルの時短中と変わらないほどの静かな展開だった。
だがそれでは困るのである。
この台を選んだのは失敗だったか…と歯を強く噛み、険しい顔をしながら時短終了後はどうすべきか?考えた矢先にスーパーリーチが発生し…
これがハズレ図柄を越えてなお進み続けている。
ここでようやくT-ARAラッキーボーナスの当選に気付いた。
忘れていた頃に出るこの演出はイイよね!
そしてようやく金保留も体験し、3連チャンするもここまでだった。
2000発弱の出玉は再び3000発になるも
まだどちらに転ぶか分からない状態だった。
一撃を求め移動するか、次の新しい展開に期待してこのまま打ち続けるべきか…
また僕は1/2の危険な賭けの時間がやってきたのだった。