昨夜はあれから静岡で浜松行きに乗り換え、浜松に到着した時は11時15分前後だった。
浜松では豊橋行きが接続するもその先の名古屋行きは接続しないのではないだろうか？
不安に思い、駅係員に確認するとやはりそうだった…
ただ臨時電車が走っていて、それに乗れば大垣まで行くと言う。
ためらわずにそれに乗る意志表示をしたら出発時刻は
夜中の3時過ぎ
とのこと…さすがに3時間近くの待機は無理だよ。
なので浜松駅で下車して駅周辺のネットカフェを探す。
外は賑わっており、とても終電間際の風景とは思えなかった。
居酒屋を始めスナック街を抜けてようやくネットカフェを見つけるも
まさかの満席
だった…このアクシデントで結果的に僕は自殺行為をしてしまう。
朝まで滞在できる場所がホテル以外なかったため
麻雀店
に行ってしまったのである。実を言うと僕は以前、横山光輝のマニアを止めた際に手にした800万以上のお金を元手に
麻雀店を経営していたのである(後に失敗して廃業させてしまう)。
なまじ腕に溺れ、過去には麻雀のプロテストも受けたほどだった。
そんな天狗の鼻はこの地で見事へし折られてしまい
一晩実戦して12回中トップがたったの1回だけ
だったのである。麻雀は運が悪くても自分の腕でカバーするゲームなのである。
レートを確認し、5時間くらいで止めたら、これだけの金額が動く…と計算するも
それ以上の負けをしてしまったのである…
そして負けを取り戻すためにいつまでも店を出ず
とうとう三重オールナイト営業に間に合うギリギリまで麻雀をしてしまった…
麻雀はもう引退して今年は一度もフリー麻雀店に行かなかったのに…
最後の最後で無様なことをしてしまう。
それが不屈座と言う人間なんだ…
昔は麻雀で負けて帰る時は悔し涙を流していたが、今日は涙がほとんど出なかった。
悲しいとは思えど、自業自得なため泣くに泣けない心境だった。
店を出て浜松駅に着いた時は8時前だった。
次の電車の発車時刻を確認すると8時10分だった。
この時間だと三重入りは本当にギリギリになるだろう。
場所はまだ決めていなかったが、時間の関係で桑名周辺になるに違いない…
段取りをキチンとしなかった罰がこれだった。
恐る恐る残ったお金を確認すると
17383円
だった。もうホント魂の抜け殻状態になっていた。
一体何のために来たんだ…
反省しないとイケないことは山ほどあるのに
手が付かない状態になっていた。
電車に乗り、終点の豊橋が近づいて来て、ようやく
後悔の涙が溢れてきた。
だが宴はこれからがスタートなんだ。
ここで無理してポジティブに考えると…
三重オールナイト営業じゃなかったらあのまま麻雀を続行していただろう。
だが、僕は今はパチンコ業界人なんだ。
そんな自制が出来ただけまだマシ…
じゃないよな…ため息をして豊橋から新快速に乗り換え朝日の眩しさで人知れずすすり泣くように涙を流していた。